『ロード・オブ・ザ・リング』と『ハリー・ポッター』は観ていない私ですが、ナルニアは観てみようかなぁという気になりました。
指輪物語と並ぶファンタジーの古典的名作…だそうなのですが、映画の予告編を観るまでその名前を知りませんでした。
いちおう大学の英米文学部卒なのに、お恥ずかしい _| ̄|○
予告編での印象は「なるほど、この魔女と果てしない戦いを続けていくのだな」というものでした。
が、違いました。
どう違うかは観てのお楽しみ、ということにしておきますけれども。
思っていたよりCG色を感じなかったのは、逆に凄いなと思いました。
ビーバー夫婦や敵役の犬たち、ライオンの王・アスラン、敵味方に分かれて戦うファンタジー定番の住人たち。
それぞれの表情や仕草が実に豊かで、違和感がない。
末っ子の妹が、実にいい演技を見せてくれます。
好奇心旺盛で、天真爛漫。
彼女の存在が、ファンタジーという世界における「現実感」を築く上で大きかったように思えます。
4人兄弟が力を合わせて困難を乗り越える、というベースの部分には素直に感動できました。
長男は最初ちょっと頼りないのだけれど、弟や妹たちを守るために頑張りつづける姿はかっこよかった。
長女は理詰めでものを考えるたちらしく、なかなかナルニアの世界を受け入れられないんです。
でも、同じく大切な兄弟(兄妹)たちを守るために、いろいろなことを受け入れていくんですよ。
次男は、兄への反発からさまざまなトラブルを引き起こしてしまう。
偉大な王・アスランまで「あんな目」に遭わせてしまうわけですから、そりゃお前ダメだろ!と思わなくもない。
でも、彼は彼なりに反省するんですよ。
そして「この国の人たちを助けたい」と自ら言い出すわけです。
うんうん、偉いぞ。
余談ですが、彼だけは何も「プレゼント」をもらっていません。
あとで兄妹げんかにならなかったのだろうかと、ちょっぴり心配。
とにもかくにも、これが第1章。
いろいろ判らないところもありますが、第2章以降で説明されていくのでしょうね。
超大作特有の「力こぶ」感があまり出ていないところが、僕は気に入りました。
幅広い層に受け入れられる良作だと思います。
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