浜松市中央区舞阪の鍼灸院 院長日記

肩こり、腰痛だけじゃない?!舌痛症や抜け毛など特殊な鍼灸治療をご紹介します。

メニエール病と突発性難聴の治療

2021-10-11 10:46:49 | 突発性難聴とメニエール病

ともろです

2年前より
新型コロナウイルス流行の影響で
多くの方の生活スタイルが変化しました

生活スタイルの変化は
運動不足
マクス着用の負担から
難聴患者さんの急増につながっています

でも不安にならないでください
難聴は回復できる可能性があります
そのことを知って頂くためにも
今日は難聴治療のお話をします

難聴には原因がいろいろあります
大人から子供まで幅広い突発性難聴
仕事ざかりの人から増えるメニエール病
そして職業病の騒音性難聴
低音障害型感音難聴
年のせいと言われてしまう加齢性難聴など

中でも急に難聴やめまいが襲ってくる
メニエール病や突発性難聴は
早急な治療が必要となります。

ただし治療と言っても
医療機関で治療の第一選択としている
ステロイドの点滴や内服薬が
効かないことがしばしばあります

この原因の一つに 耳の構造上
薬やサプリメントの栄養は
届かない仕組みになっていることが
あげられます

難聴に対してステロイドが効かなかった場合
特に必要になるのは
難聴専門の鍼灸治療をおこなうことです

腰が痛い 膝が痛いといった
一般的な痛みに対する鍼灸治療とは違い
難聴専門の治療は繊細な技術と知識が必要です

当院では平成元年より
難聴専門の治療を追求しており
特に病院で2週間ほど
ステロイド治療によって効果のなかった
患者さんの治療をおこなってきました

難聴の治療で重要なのは
自身の体の修復力を
耳だけでなく全身で向上させてあげること

ここに耳に精通した知識と技術が必要となります
現代医学的と東洋医学的な
診断技術と治療法が必要になってきます

難聴になった原因を
耳にスポットをあてるのではありません
耳は原因の結果「損傷」した部位です

なぜ難聴を発症したのか
そして
どうすれば回復するのか考え
適切な治療をおこなわなければなりません

ということで
当院での難聴治療の一例を
聴力検査の結果からご紹介します

 

 

★40代女性
発症年月日:2021年3月
初診時:2021年3月
治療前検査表:2021年3月
治療中検査表:2021年4月
治療中検査表:2021年5月

急に激しいグルグルまわるめまい
同時に右の耳が聞こえなくなりました
発症4週間経過してから当院へ来院された
メニエール病です

発症当日から耳鼻科で2週間
通院でステロイド点滴処置

めまいは7割ほど落ち着いたが
聞こえはほとんど変わりませんでした

聴力のレベルは
1対1の会話が成立しない高度難聴

発症4週間と間もないため
聴力回復の可能性が高く
当院での鍼灸治療開始

週2回 当院での鍼灸治療後
聴力検査を耳鼻科で実施してもらいました

結果
日常会話ができる範囲まで聴力が回復
残存していためまいも消失

聴力が正常範囲まで回復していないため
鍼灸治療継続しました

病気全般に言えることですが
だんだん悪くなる症状は治りにくいです

逆に

急に悪くなったものは
早く治療すれば良くなります

病気をお持ちの人
今 何をすべきかよく考えてみてください

以上

 

ともろ鍼灸院
浜松市西区舞阪町舞阪 2683



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