
今回はピアチェンツァからサン・シスト教会を紹介します。
ベネディクト修道院教会「サン・シスト」は回廊のある前庭を持つルネサンス様式の教会です。退屈そうな二人の天使の愛くるしい姿で有名なラファエロの「サン・シストの聖母」は現在はドイツのドレスデン国立絵画館に収納されていますが、元々は教皇ユリウス2世が自身の故郷ピアチェンツァのサン・シスト聖堂の祭壇画として描かせたものです。現在はレプリカが飾られています。
訪問したのは真夏の昼間だったので、教会の管理人の方が中庭の掃除をしているだけで、一人きりで教会の中を存分に堪能することが出来ました。地下に降りる階段が祭壇手前にあったのですが閉鎖されていたので、先ほどの管理人の方にお願いしたところ見せて頂くことが出来ました。最初はクリプタかと思っていたのですが、後から調べると皇后アンギルベルガによって874年に教導された神殿だったようです。
ドレスデンで本物を見ましたが、私の一番好きな絵画です。
地下は神殿だったのね
本物を見られていたんですね、羨ましいです!!
聖母の優しい表情もさることながら、ちょっと退屈そうな天使の姿が実に愛らしくて、ラファエロの中でも大好きな作品です。