Rain dog 日々徒然 風に吹かれて気の向くままに

日々感じたことをつらつら書き綴っていきたい。音楽、植物を中心に。

イリーナ・ロドリナとテレシコワ ~ソチ開会式より

2014-02-08 22:47:45 | 懐かしい人々




画像一番上は、最初のパートナーとロドリナ。
二枚目は結婚した次のパートナーとロドリナ。
三枚目は最近のロドリナ。オバマ大統領をおちょくったあたりか?

四枚目はテレシコワ。功績を称えて勲章をいっばいもらったのだろう。
女の人のかっちりした軍服に勲章はかなり違和感がある、なんて
思う私は古いのだろうか。


ソチ五輪が始まった。

オリンピック関係のニュースを見ていて嬉しい事は、思いがけず懐かしい面々に出会える事だ。

数年前はカタリーナ・ビットを見かけて感動した。もちろん年輪を重ねてはいるが、美しくはつらつとしていた。

今回のソチの開会式、聖火の最終ランナーの女性が、イリーナ・ロドリナ、往年のフィギュアの名選手と紹介された時、あぁ、当時怪物と呼ばれた( と思う )あのペアの女性の方だ、ととても嬉しくなった。少し前からそのペアの事をしきりと思い出していた。

多分今でもフィギュア界で、世界大会、オリンピックでの連続優勝、最多の記録を保持していると思う。

イリーナのペア演技、特にイリーナには粘りがあり、ミスなんて考えられない完璧な演技を毎回披露してくれた。

ある時急にペアの相手が変わった。ペアの男性が、ライバルのペアの女性に恋をしてしまい、そちらの女性と組むようになったからだった様だ。
その様な裏事情が当時詳しく述べられたかは定かに覚えていないが、相手が変わった事、年下の若手である事などは当然だがつぶさに伝えられた。

新しい相方との初めての演技でもなかった様に思うが、ある時珍しくちょっとミスをした。
ペアではよく男性が女性を高く放り投げるが、そのタイミングが少しずれたんだったかな。

他はつつがなく演技が終わったのだが、リンクの縁に戻ったイリーナは、鬼の様な形相で相方にくってかかっている。
もちろん怒鳴り声が聴こえる訳ではないが、その形相からそれはかなりのものである事は容易に想像できた。

性格がきつそうには思っていたが、ここまで、と半ばあきれ、だから前の人はついていけなかったのかも、と思ったような感じもあるので、元の相方がライバルベアの女性に恋に落ち、そちらとペアを組むようになった事を当時もう私は知っていたのかもしれない。

怒鳴りつけられている相方、うなずくばかりで一言も反論している様子はない。
この二人は暫くして結婚する。さっきからネットを繰る範囲ではこの結婚は現在まで続いている様だ。

さて、イリーナ・ロドリナの画像を繰っていると、やたらオバマ大統領の前にバナナをぶら下げた映像が出てくる。
???でその一つを繰ってみると、オバマ大統領を小バカにした感じのその画像が人種差別だと話題になり、それをアップしたロシアの議員はその画像を削除したが、その議員がずばりロドリナ氏だったのだ

この事件どこかでチラと見かけた記憶はあるが、よもやロドリナさん、こんな所ですでに名を馳せていたとは。
これはかなり残念な情報であった。


式典がオリンピック旗掲揚へ進むと、今度は何と「私はカモメ」のテレシコワさんと放送が流れる。

テレシコワさん、生きておられたのか!!!!!驚愕の一言であった。

ガカーリンは訓練中の事故で亡くなった。でも機密情報を知ってしまったから事故を装って殺されたのだという噂も根強くあった。他にも宇宙で活躍した人が、不慮の死を遂げるという事がソビエト時代かなりあった様に記憶する。

テレシコワさんに対して、年齢的なものというより、そちらの方の驚きが強かった。


オリンピックなどは特にそうだが、旧共産圏の人々は海外へ出ると自国のおかしさをまざまざと実感してしまい、亡命に至るケースが多かった様に思うが、テレシコワさんは、もし心にあってもおくびにも出さず生きられたのか、それか心から国家に忠誠を誓っていたのだろうか。
まぁ、宇宙飛行士はオリンピック選手と違って、国外に出る機会はそんなになかったかもしれないけど。

因みに、カモメはテレシコワさんのコードネームで、だから彼女の発した第一声が「私はカモメ」だったという情報も散見した。
そうだったのかもしれない。

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