国民年金には付加保険料というものがあります。通常の保険料に加え、一月400円の付加保険料を納付すると、受給時に納付月数×200円が年額として年金に上乗せされる制度です。最も、私の場合はこれで最大限増えても数万円ですから効果があるのかという疑問もあるのですが、わずかでも税額控除が大きくなると思い、申し込んでみることにしました。
①申し込み方
年金事務所へ出向いてもよいのですが、面倒な場合はねんきんネットでも申請書のダウンロードができます。ただし、申請自体はオンラインではできません(2023年8月現在)。そのため、記入後年金事務所か区市町村役場へ出向くか郵送で申請しなければなりません。てっきりマイナポータルで申請ができるのかと思っていたのですが、対応しておらず、自分の場合は結局年金事務所へ行きました。
②申請書のダウンロードと記入
ねんきんネットからPDFかエクセル形式でのダウンロードが選択でき、ダウンロード後自分で記入して印刷し、郵送か直接持ち込むことになります。自分の場合ですが、エクセルファイルを使おうと思ったのですが、印刷がずれてしまうため、結局PDFを印刷して手書きで必要事項を記入するという、90年代後半のような効率の悪さを味わうことになりました。
③申請と納付
たまたま年金事務所の近くに行く用事があったため、ついでに年金事務所で申請することにしました。申請自体はすぐに完了しました。どうやら付加保険料の納付を認めるかどうかの審査があるらしく、認められてから納付書が発送されるということで、納付書が手元に届くまで約一月かかると言われました。結果的に申請後3週間くらいかかって納付書が届きました。
④納付と納付記録への反映
納付自体はコンビニや金融機関で簡単にできますが、納付記録への反映には時間がかかりました。自分の場合は納付してから3週間後にねんきんネット上で納付記録に反映されました。
以上簡単に流れをまとめましたが、こんなにアナログな事務処理だとは思いもしませんでした。また納付記録もリアルタイムではなく、こんなにタイムラグがあるとは思いもしませんでした。これでは事務手続きに相当なコストがかかるわけで、マイナポータル上で手続きをできるようにするとともに、アナログな事務手続きを望む人には相応の手数料を負担してもらうべきではないかとも思いました。
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