最近、自民党内の議員処分に関する報道が過熱していますが、それに絡んで今月行われる補選に関する報道が増えてきました。一方その陰で地方自治体の議員や首長選挙で「公職選挙法違反ではないのか」と疑われる事例がそっと報道されてもいます。自分も子供のころは田舎に住んでいたので、思い当たる節はいくつかあったりします。
例えば「当選直後の集会で提供される食事」です。これは最近のニュースでも話題になっていました。自分の知っているパターンとしては、当選した翌日など直後に支持者を集めて「お礼のあいさつ」をするというものですが、この際に「食事を提供する」ことは公職選挙法に違反するようです(自分は詳しく知りませんが)。後日の挨拶は「休日の昼間」であることも多く、子供もいたりします。自分の子供の頃の記憶だとそこで何か軽食が出ていたような気がします。また子供にお菓子をあげるといった行為もあったような気がします(自分ももらった記憶があります)。子供自身は有権者ではないのですが、たぶんこれらは厳密にいえば公職選挙法に違反しているのでしょう。田舎の目立たない選挙でインターネットがない時代だったからこそできたことなのかもしれません。
また、選挙期間中の食事の提供も非常に怪しげだったと思います。自分の記憶では選挙の際に大量の人が選挙事務所へ出入りしました。中にはボランティアの運動員もいたと思いますが、おそらく運動員ではないただの訪問客も相当いたような気がします。訪問客にお茶を出すくらいならよいのかもしれませんが(これもよく知りませんが)、確か食事も出していた記憶があります(自分も親と行って何か食べた記憶があります)。おそらくボランティアの運動員に一日動いてもらって何も食べさせないわけにはいかないのでそこは問題ないような気がしますが、訪問客に食事を提供するのはさすがにまずいのではないかと今なら思います。もっともこの頃の法律がどうなっていたのかわかりませんし、自分の記憶もあいまいなので何とも言えませんが。
当時と現在では法律が変わっている可能性があるので何とも言えませんが、インターネットがない時代の田舎で行われていた牧歌的な選挙だったのかもしれません。
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