御池小屋に行ってきました(おぃ)
昼頃に牧ノ戸から入って、てれてれ歩きながら御池小屋まで行ったら、3時半だったのと、風が強くてテント設営に手間取りそうだったので、そこで終了。
明日、中岳などに上がって写真撮ってから帰ろうと思って、夕飯を食べた。
設営については、普通はペグを使ってテントを固定するところが、地面がかっちかち(c)なので打ち込めないし、雪が中途半端にしかないから竹ペグも使えないと言う事情。
しかし、6時頃から天候悪化。
風が強くなり、避難小屋の陰に張ったテントでもかなりつらい状況になってきた。
また、ガスもかかって視界は10~50mくらいで変化。さらに雪。
それだけなら無視するんだけど、とにかく寒くて寝られなかった。
ちゃんと着込んでシュラフに入ってるのに、やたら寒い。
温度計はマイナス14度。 今回の装備は松竹梅で言えば竹レベル。 ちょっとつらい。
それでも寝てみようとやってみたけど、20分くらいうとうとしただけで震えて目が覚めてしまった。
時計を見ると19時。
夜明けまではまだ12時間近くあるし、天気は吹雪いた後で晴れそうだ。 気温はもっと下がる。
燃料は竹だけあって心許ないし、暖かい食糧は食べちゃったw し、ビールは寒くて飲む気にならない。 水も見てるそばからプラティパスの中でどんどん凍っていくし。
どうしようかと悩んでいると、これまたどうにも我慢できないくらいトイレに行きたくなり、えいっ と立ち上がって外に出ようとしたら、歩きwithアイゼンでくたびれてる内股の筋肉が両足同時につって悶絶。しばらくテントの中にひっくり返ってうめき声を上げる(うちまたがよくつるの。伸ばしようがないから、収まるまでずっとがまんしてるの。)。
結局用を済ませ、「じっと朝を待つよりは歩いてる方が暖かいし、燃料も少ないし、帰って風呂はいろ」ということになり、19時半頃からごそごそと片付け開始。
真っ暗で視界がきかない吹雪の中、歩き始める。
道はよく知ってるけど、視界の悪さとヘッドランプが照らす範囲が狭いことがあって、やっぱり二度ほど道を外れてしまった。 ちょっとショック。 腕時計のコンパスみて驚いた。
牧ノ戸について、あとは何事もなく家に帰って、風呂につかれた。良かった。
牧ノ戸の駐車場はマイナス10度で、家に帰ったらマイナス2度だった。
やっぱり今日は少し寒いようだ。
明日は山は天気良さそうな感じなのと、子供に雪の話をしたら見たがってたから、連れて行ってみようかと考え中。
ひとつ気になることが…
御池に着いたときに、池の上にテント張ってる人がいたんだけど(下の写真)、
帰りに「この強風の中、どうしてるかなあ」と思って見たら、見当たらなかった。
ヘッドランプで照らしきれない位置だったのか、撤収したのか、ちょっと心配になった。
穴は開いてなかったから、池に沈んではいないだろうけど。と言っても、穴も見えないところにあればわかんないか。
いくつか写真を。
牧ノ戸峠についたときに駐車場の横の樹林を撮ったもの。
御池小屋から稲星山。
メジャーピークの割にはあまり訪れる人の多くない山ですね。
いつだったか山頂にテントを張って、結構苦労した思い出があります。
夕暮れの大船山。
寒いので、テントの中から、ベンチレータの穴からレンズだけ突き出して撮影。
御池小屋近くの木。
なんか珊瑚みたいで、よかった。