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ガソリン小売価格 全国平均185円上回る 2023年9月以来
2025年1月22日 15時14分 原油価格
レギュラーガソリンの小売価格は20日時点の全国平均で先週より4円以上値上がりして1リットル当たり185.1円になりました。政府が石油元売り各社に出している補助金が今月16日から縮小されたためでレギュラーの小売価格が185円を上回るのは、おととし9月以来です。
国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、レギュラーガソリンの小売価格は20日時点の全国平均で先週より4.4円値上がりして1リットル当たり185.1円になりました。
これはガソリン価格を抑えるために政府が石油元売り各社に出している補助金が今月16日から5円程度縮小され、それが小売価格に反映された形です。
レギュラーの小売価格が185円を上回るのはおととし9月4日以来です。
今後の見通しについて石油情報センターは「政府はレギュラーの小売価格の全国平均が185円を上回らないよう、補助金を出すことにしているため、当面は185円を中心とした小幅な値動きになるとみられる」としています。
宮城県 ガソリン価格最高値に
宮城県内のレギュラーガソリンの小売価格は20日時点で、1リットル当たりの平均で先週より6円余り高い185.1円となり、都道府県ごとの記録が残る2004年以降、県内の最高値となりました。
国の委託を受けて石油価格を調査している石油情報センターによりますと、20日時点で宮城県内のレギュラーガソリンの店頭での平均の小売価格は、先週より6.3円値上がりし、1リットル当たり185.1円となりました。
これは都道府県ごとの記録が残る2004年以降、最も高かった2008年8月と2023年9月の184円を上回り、県内の最高値となりました。
また
▽ハイオクは先週より6.6円値上がりして196.4円
▽軽油は5.8円値上がりして164.8円となり
それぞれ最高値となりました。
▽灯油の店頭価格は18リットル当たり2185円で、先週より73円値上がりしました。
仙台 ガソリンスタンドでは価格高騰を嘆く声
仙台市内のガソリンスタンドでは価格の高騰を嘆く声が聞かれました。
仙台市の57歳の男性は「日に日にガソリン価格が上がっていき、200円を超えないかと心配しています。なるべくブレーキの回数を減らすなど、エコドライブをするようにしています。安い日を選んでこまめに給油していますが、ガソリンが減るのが早いです」と話していました。
仙台市の20代の男性は「仕事でも車を使うのでガソリン代が高くて大変です。食料品なども値上がりしているので、節約しないといけないと強く思います。少しでもガソリンを安くしてほしい」と話していました。
また、灯油を買いに訪れた年金で暮らす74歳の男性は「4月まで暖房で灯油を使いますが、値段が上がっても年金の支給額は上がらないので、生活は本当に大変です。灯油やガソリンが少しでも安くなるように政府には補助してほしい」と話していました。
愛媛県 ガソリン価格 最高水準に迫る
愛媛県内のレギュラーガソリンの小売価格は、20日時点の平均で1リットル当たり186.5円と、都道府県別のデータが公表され始めた2004年6月以降で愛媛県では最も高かった187円に迫る水準になりました。
県内では燃料価格の高騰による影響に懸念が広がっています。
瀬戸内海の7つの有人離島からなる愛媛県上島町では、定期船が住民にとって欠かせない生活の足となっていて、このうち町が運営する2つの航路は年間のべ100万人以上が利用しています。
船は重油と軽油を使用していますが、このうち重油は石油元売り各社への補助金の縮小を受けて、先週、1リットル当たり3円値上げされました。
また、今月の軽油の価格は先月と比べて5円値上がりして過去5年間で最も高い水準に近くなっています。
このままの価格が続けば今年度の燃料費は、前の年度と比べて420万円ほど値上がりする見通しで、町の担当者は、今後、さらに値上がりする可能性があることを懸念しています。
定期船の運営には国や県からの補助もありますが、燃料費に加えて船の修繕や検査にかかる費用も上がっているということで、コストの増加が町の財政の重荷になっています。
上島町公営事業課の田房良和課長は「生活の足となっている航路なので、単純に経費がかかっているので値上げしましょうというわけにはいかない。抑えるところは抑えて、適切な運航をしていきたい」と話していました。
愛媛 いちご狩り農家では入園料を値上げ
燃料価格の上昇は愛媛県内の農家に影響も広がっています。
大洲市にあるおよそ4600平方メートルの農業用ハウスでいちごを栽培する農家では、冬の間は気温が下がる夜にハウス内を暖めていて、年間およそ3000リットルの灯油とおよそ1000リットルの重油を使っています。
農園が燃料を仕入れるガソリンスタンドでは、政府の補助金の縮小を受けて灯油と重油の価格が去年12月以降、1リットル当たり10円値上がりしたということです。
農園では、夜間はハウスの折り畳み式の屋根を二重にして保温性を高める一方、日中はたたんで1枚にして熱が届きやすくするなどの工夫をしていて、燃料代を少しでも節約しようとしています。
また、いちご狩りもできるようにしていますが、燃料価格の上昇に加えて資材や肥料の価格も高騰しているため、今シーズンは時期によって入園料を100円から200円ほど値上げせざるをえませんでした。
ただ、今後、燃料価格がさらに上がれば、採算が取れなくなると懸念しています。
いちご園を経営する徳田智さんは「お客さんに楽しんでもらえるのが一番なので、あまり高い入園料にはできないと思っていますが、コストがこれ以上増えると、値上げを考えざるをえない状況です」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250122/k10014700081000.html
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