土佐光起画『清少納言図』(部分)
清少納言の生まれた時代は、平安時代、生まれた年は、康保(こうほう)3年、西暦966年、死没は、万寿2年、西暦1025年、と言われています。
その時、中国の時代は「宋」の時代です。宋の時代は「北宋」(960-1126年)と「南宋」(1127-1279年)の2つの時期に分かれています。
当時の日本と宋時代の貿易について
AI による概要
日宋貿易は、平安時代から鎌倉時代にかけて日本と中国の宋朝との間で行われた貿易です。宋から日本には、次のような品物が輸入されました。
宋銭(そうせん、香料、薬品、陶磁器、織物、書籍、 絵画。
一方、日本からは次のような品物が輸出されました。
金、銀、木材、水銀、硫黄、刀剣、 漆器。
宋船は、主に博多や越前の敦賀(現在の福井県)の港に寄港していました。
日宋貿易において、宋銭の流入は特に注目すべきポイントです。宋銭は宋でつくられた貨幣で、日本でも和同開珎という銭貨がつくられていましたが、生産が追いつかず、宋銭が主に使われていました。宋銭の利便性に目を付けた平清盛は、国内で流通させようと画策しました。
宋銭の流通は、平清盛の死後に廃止されましたが、鎌倉時代には貨幣による利便性の良さを知った商人達が積極的に使用し、朝廷もこうした流れを無視できず、宋銭が公式に認められるようになりました。
清少納言、幼い清氏自身、「貿易船で、輸入品と共に日本に来た」と言う事は考えられないか?・・・。
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