とし’s ブログ

▼社会人になってから、趣味で音楽活動を始めました。

ライブレポートスペシャル:1/29心斎橋クラブクアトロ(Jason Mraz)

2006年01月30日 | (未分類)
アメリカの新鋭ソングライター、Jason Mrazの来日公演に行ってきました。

満員の会場は始まる前から熱気にあふれていました。客層は、7対3位で女性が多かったでしょうか。10代から30代くらいの人が多かったですが、中にはオジサン・オバサン、子供の姿もあり、外人客もちらほら。

そんな中、予定より10分ほど遅れて、Jason Mrazが登場。最初の一言、「ワタシハ、オタクデース(今回のツアーには『ジェイソンのオタク祭り』というタイトルがついていました)」で会場がどっと沸きました。

まず、パーカッションと、アコギの弾き語りで「Wordplay」、続いて「Life Is Wonderful」を披露。ギターはテクいし、ボーカルは、ラップ調から、高くて伸びがある地声、美しいファルセットと変幻自在。リズム感も抜群!思わず体でリズムをとってしまいます。
最初の2~3曲だけで、完全にJasonの世界に魅入ってしまいました。

その後も、ときにはアップテンポに、ときにはしっとりと、曲が続きます。
彼のソングライティングは本当に素晴らしいです。アメリカのロックがベースになっていると思いますが、ラテン系やヒップホップ、レゲエなど、いろんな音楽の要素も入っていて、実に多彩。しかも、「ここでこういう展開なら感動する」「こういう展開ならのる」という、ツボを押さえた作りになっています。まさに「泣きのメロディ」。

パフォーマンスも、CDのまま曲をやるのではなく、アレンジや展開を変え、曲のつなぎもスムーズにする(いつの間にか次の曲に行っていることも・・・)など、 工夫がこらしてありました。日本語の早口言葉を混ぜたり、ティッシュを使った手品(?)を見せるなど、茶目っ気もたっぷりで、そのたびに会場は盛り上がっていきます。

後半の目玉は、全米チャートでも上位にランクされたヒット曲「Remedy」。キャッチーなイントロが流れると、盛り上がりは最高潮に達しましたが、ここでも仕掛けが。曲の後半、いつの間にか曲がOasisの「Wonderwall」に変わって、また「Remedy」に戻り、2つの曲がミックスされて終わっていきます!!
そして盛り上がりの中、エンディング~アンコールへ。

1時間40分ほどのライブは本当に中身の濃いもので、今までみた外タレの中でも印象に残るライブの一つでした。

Jason Mrazは、素晴らしいソングライター、シンガー、ギタリスト、ライブパフォーマーでした。しかもまだこれからますますビックになる可能性を秘めた、伸び盛りのアーティストで、超オススメです!!