ある日の光景

寒くなってきましたね～。

こんな寒い夜、ときどき思い出す光景があります。。。
（昔ブログに載せたことがあるので、前読んだ方はゴメンナサイ）

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その夜も、いつものように病院にお見舞いに行きました。

もう、テレビもついておらず、病室には音もありませんでした。

ベットに横たわっている母親を見たとき、すぐに、どういう状態かわかりました。

言葉なくこちらを見た目がオレンジ色に濁っていました。

あれほど、「死にたくない!!」と凄い形相で叫んでいた人でしたが、もはや、ここから去るのは時間の問題でした。

部屋の荷物を少し片付けました。

家族の写真で作ったカレンダーが何枚も出てきました。
入院中、励みになるように、毎月作っては、部屋に飾っていたものです。

母親の前に持っていき、一枚ずつ、目の前で見せながら、「こんなことあったん、覚えてるか？」と話しかけました。
無言でうなずいて見ていました。

それから、みかんを一切れずつ、食べさせました。

後は、何を言ってやればいいのか、思い浮かびませんでした。

やっと「今まで何にもしてやれへんで、すまんかったな。」とだけ、言いました。
強く首を横に振ってくれました。

いつも「寂しいから、もうちょっといてくれ」としつこく言う人が、珍しく「もう帰れ」と手で合図をしました。

「また来るから」と言って病室を後にしました。
明日はどうかなと思いながら。。。

果たして、夜中の2時、病院から電話がかかってきました・・・

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思い出すと、引き締まった、厳かな気持ちになります。

人の命の重さを、身をもって教えてもらったできごとです。


そんなことを思い出していた一方で、今日はクワイア「happy cube」のメンバーの１人が、赤ちゃんを産まれたというニュースが入ってきました☆

命は巡っていくんですね＊＊＊