こんにちは！担任助手の松田です！
前回自分が書いたブログで危惧していた通り、大学は全面オンラインに移行してしまいました.........。部活が軌道に乗ってきたところだったので悔しい限りです。オンライン授業開始1週間にして既にキャンパスライフが恋しい。
友達に会わないとこうもやる気って出ないもんなんだなあと実感している今日この頃です。お家時間を楽しもうなんて謳い文句も始めは煌びやかな響きだったものの、今となっては耳にタコです。俺は外に飛び出したいんだ！！！！
なんて思っていようが今が一番家にいるべき時期であり、否応にもお家時間を楽しまなくてはなりません。
この自粛期間に何をしようか決まっていない、今回はそんな人に向けて最近自分が読んだ小説を紹介したいと思います。
自分がお薦めしたい小説は村田沙耶香さんの「丸の内魔法少女ミラクリーナ」です。
村田沙耶香さんは「コンビニ人間」で芥川賞を受賞された作家さんですが、この「丸の内魔法少女ミラクリーナ」は短編集になっており、４つの短編がまとめられています。
どの話も独特な視点で物語が描かれておりもちろん面白いのですが、その中でも自分が特に好きな作品が「変容」です。
この作品では、母親の介護にひと段落がついた主人公が社会に戻ると、「怒り」という感情が世界からほとんど無くなっており、そんな世界に戸惑いながらも徐々に新しい感情に適応するように自らを「変容」させていく。言うなればまみまぬんでらな作品となっています。
え、「まみまぬんでら」って分からないですか？ええと、なんというか「なもむ」って感じですかね、、？
何を言っているんだと感じた方は是非一度この作品を読んでみてください。