灯台守の唄

幅広く何でも書いている雑記ブログです

家康と関わったばかりに。築山殿という人生。

2023-02-24 10:02:00 | 日記
大河ドラマの影響で最近築山殿が気になる日々なんですが、昨日ふと調べたら、この人の両親、自害してるんですね。
理由は、夫の家康が織田側に付いて今川家の怒りを買ったから、ですって・・。
「そんなことぐらいで」と現代では思うけど、「そんなこと」と思うことで自決することが多かった戦国の世。過酷な時代でしたね。

そんなわけで夫のせいで両親が自決してるんじゃ、そりゃ夫と不仲になるよね・・と改めて築山殿に同情。
と言っても時勢を見極めて織田と手を結んだ家康も責められません。
そこは築山殿が悔しさを飲んで、正室として徳川を盛り立て、両親の死を無駄にしないと考えるべきだったかもしれないけど、息子に嫁いできたのはこれまた憎い織田の娘で、気持ちを抑えられなかったのは仕方なかったかも。

両親が自害して、息子も自害して、自身も殺されるとは、淀殿や細川お玉と匹敵するくらいの悲劇の女性でした。
もし家康に嫁いでなかったら穏やかな生涯を送ったでしょう。
あるいはもし憎しみを飲んで夫と仲良くし、嫁も可愛がっていたら?
二代将軍になっていたのは息子の信康で、彼女は大御台所として崇められ江戸城に君臨していた筈でした!
この将来を失ったのはもったいなさすぎます。
お江の方も春日局もいなかった。
遠くにあった栄誉ある生涯が見えなかったのは残念でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする