恐怖心や平常心
武道の世界では良く語られています。
ここでは、恐怖心について少し書いてみます。
恐怖には2つあります。
もともと持ち合わせている動物としての(本能)①恐怖心
人間としてその年代、その時による後天的に芽生えた②恐怖心
当会でレッスンで教えているのは①の恐怖心となります。
②は、人それぞれです。
戦争体験のある方は、近くでビンが割れたり、爆竹音で
恐怖心がフッと現れたり
背後に立つと恐怖がよみがえり泣き出す女性(トラウマ)など
私が実際に指導していて経験したことですが
そんな後天的[①]な恐怖心ではなく
人であれば普遍的、絶対的にある恐怖心。
それを
「先」で教えています。
ある武道の書物を読んでいて
修行の結果得られたものに「恐怖心」がある。
とそういう内容がありました。
詳しくは覚えていませんが
レッスン上で恐怖を体験することは本当に必要です。
そのワークは様々ありますが
本質はひとつとなります。
もちろん恐怖心は人間だけではなく
野生動物にもあります。
ですから、武術レッスンで恐怖心が体感できれば
動物にも応用できます。
家にもワンちゃんがいますが、
そのワンちゃんを一瞬でフリーズさせることができます。
(道場で話している方法ですが)
人間も同じです。
そういう意識の技が武術では伝わってきています。
もちろん意識操作とはいうものの、身体操作です。