むすび居合道の刀一会《JMMA会員》

日本武道本質「むすび」を探求している道場。むすび居合を提唱。武術居合道を通じて平和理念を解きます。もしもしむすび協会会員

刀とむすび 

2021-12-29 11:02:15 | 刀一会technique
刀とむすび
むすびを学ぶに最適な武術は?

第一位 居合道
第二位 各柔術・合気道
同第ニ位 空手道
第四位 拳法(内家拳)

この順位になります(個人の意見として)
居合道はどうして「むすび」の学びに最適なのかというと、

刀を構えるからです。
居合では、鞘の内でのむすびもありますが
初心者用ではないため、

刀を抜いての構えとなります。
そのメリットとしては、刀を頭上に構える瞬間にあります。

刀一会では、刀を振りかぶった刹那で
むすびを教えることにしています。
武器は固定されています。
刀もそうであり、一体感を持ちやすく、感覚しやすい。
刀にも意識があります(人間の意識ではありません)
物理的な意識を言います、
振動と言ってもいいですが、
分かりにくいので「意識」と便宜上教えています。
本当はそれはどっちでもいいのですが
理屈ではなくて

なぜ対人で難しいかというと
対人では、その相手の意識のレベルがまちまちであること
これに尽きます。

それなら対人の前に学ぶベスト手段として
刀を用いるということを勧めているわけです。
もちろん刀(真剣でなくても)は
木剣でも、居合刀でも日本刀でもどれでも可能です。

持つことに意味があります。
刀を支えることに意味があります。
刀と神経を通わすことが重要です
刀と会話をすることが肝心です。

いずれにしても対人で稽古するより
よほど効率よくむすびを身に着けることが可能です。



むすびとアニミズム 《堺市居合道刀一会》

2021-12-28 23:19:25 | 刀一会technique
むすびについて書いています。
むすびという現象は、日本固有の文化(20年~50年もすれば)
となることはもちろん、
世界でも日本のアニメ同様
ブームになっていく、そんな存在だと思います。

思うというよりも確信に近いものでが。
日本の国には、
神社が各地にあり、アニミズムの息づく
まず間違いなく
現代もそういう世界観の中に多くの人々は生きています。

むすびが誕生してきたのも
アニミズムに大きくよるところがあります。
日本人には偏りがなく、信仰心も多岐にわたっているのが
脈々と今の令和にも続いているという
その多様性のこころを持っていた日本人だからこそ
室町時代~にむすびを発見したものだと
発見というより、不特定の個人が戦術として見出した
そういうものです。
むすびにしても、
日本は
世界中に類をみない不思議な国、ジパングなんですね。

684年にそのころの日本に
天変地異である白鳳地震がおきました。
その当時の日本(この呼び方は本当は妥当ではないですがあえて日本と書いています)
の人々には神(アニミズム信仰の中)自然の神々が
怒りに怒っての災難だとおののいたはずです。

これは古代の人が無知だと
そう一概に言えないと個人的に思っています。
地震のメカニズムは知らないものの
1300年たった人類もいまだに地震の予知もままならず
地震のメカニズムも完全に解明できているとはいいがたいものがあります。

古代の人たちが自然のものすべて1つ1つに神が宿っているというのは
神という言葉を使うから宗教的だといえるということです。
地震は台地が揺れる現象で
その台地にも神が宿ってる
古代人の頭の中は、不思議でいっぱい、畏怖で充満していたことでしょう。

私たちが知っているこの世界は3つです。
自然・社会・精神。

実際にこの宇宙は物質によって統一されています。
その物質は何が期限なのか、
無なのか?
何らかの精神のようなものが生み出したのか
神なのか
なんなのかわかりませんが

とにかく不可知であることだけは確かです。

ですから、アニミズムは古いと、
そうだと現代の私たちは言い切るのは傲慢だと思います。

さて、むすびは
はっきり言って科学では解明できません。
どうやら人間の細胞レベルの現象だということは
経験的には理解しています。
どうやらそういうものであると私は今考えられる
けれども
実際にはむすびという現象を経験できる環境にある
人はそんなに多くはいません。

まだまだマイナーな技術だからです。

当会は、ビジターレッスンなど
通じてむすびの普及に努めたいとおもって活動をしています。

しかし、そのレッスン、
伝授方法は一対多では無理な性格であるので、
少数でのレッスンとなっています。
それもマンツーマンレッスンまたは、4名以内のレッスン。

そうでしか、むすびは伝授できません。

はじめての武術むすびtechnic《堺市居合道刀一会》

2021-12-28 12:47:01 | 刀一会technique
全く知識もない方向けの内容です。

私たちは自分勝手に生きているように思いがち
錯覚をしがちですが
何かとの関係の上で生活しています。

その関係性が
嫌なストレスのないものなら
いいのですが、でもそういうわけにはいかないと
そう思う方は多いと思います。

むすびは、モノや相手との関係性そのものを指す言葉です。
どういうことか、
つまり相手と自分が異なるだから区別がうまれる。

その区別には、良い関係の場合やそうではない場合もあります。
区別が排他的や同じ仲間とみるということをうみだします

むすびは、そういうのとは真逆の意識の技で、
相手と自分の無区別化、そういう意識技といえます。

では相手と自分が同じだというのはどういう
メリットを生むのかと申しますと、
とんでもないメリットが潜んでいる。というのが答えです。

自分の耳や鼻が邪魔だとか
五本指の手が邪魔だとか思わないでしょ。
それは、
自分の身体の一部である
手も足も耳も鼻もみんな自分だからです。

他人ということばも
自分と区別する意味において使う言葉です。
もし、目の前の他人を自分の一部としてしまえば
どうでしょうか?

無茶苦茶に付き合うのが楽だと思いませんか?
そういう意味でも
むすびは身に着けていて
知っていて
とても役立つことが分かると思います。

それでも、「そんなものはいいや!!」という考えも
あります。
それはそれで自分と関わらなくてもいい人です。

少しは、武術むすびについてご理解いただけたでしょうか。




むすびは、現在のところ
外国にはないと思われます。
どうしてかというと、
むすびは偶然生まれてきたり、時間とは関係がないからです。

日本は、室町期~江戸末期にかけての
特殊な歴史性があり
その中で「武術むすび」がうまれました。
戦術の重要なファクターでありましたので
当然ながらヒミツ(シークレット・テクニック)にしていたと思われます。

それが明治~昭和にかけて武士じゃなく
民間人であるわれわれの中にひとつの意識技(氣のテクニック)として
受け継がれてきたのです。

自分の立ち位置を決めるのは自意識だけ

2021-12-27 23:22:26 | 刀一会technique
・授業で準備していくと
その日の授業はうまくいかない。
ふつうは準備して授業をします、もちろん、
初心の間は
でも、30年も教えていれば
準備はいらない、
あるのはアドリブだけ。

知識や生徒のわからないところ、質問どころ
その未来は把握できているから

目の前の相手(生徒たち)をみて
意識をみているのがポイント

その集団+個人の意識をみながら
授業を作っていく
生徒共につくるんです。

相手があっての授業、ティーチングです。

武術と同じです、相手との関係性でのみ成り立ってる
仕事です。



時間とむすび『武術からの応用レッスン』

2021-12-27 10:17:58 | 刀一会technique
「武術のむすび」についてブログを書いています。

本日は、2021年もあとわずかというタイミングで
当ブログを見てくれている方に向けて
「時間とむすび」についてご一緒に学んで頂ければと思っています。

さて、本題ですが
武術のむすびという(氣の操作=意識操作)テクニックは
武道武術をする方だけのためではありません、

これまで武術になんら関わっていない人にも
使えます。それは

〇生きる""ということを本質的に理解したい際や
〇早く時間がたってほしいなぁ!!と思われた際
〇仕事が面白くない
〇対人で嫌な同僚、先輩がいてどうしても同じ空気を吸いたくない…
〇宇宙はどうなってんだろう…
〇神と呼ばれる存在(人間のこしらえたものではなく)について…
〇哲学
〇どうして大人は仕事に疲れている人が多いのだろうと考える
大学生や高校生・・
〇大人になりたくないと考えている学生
〇人やモノへの向き合い方が下手な人…

これらの中で、時間とむすびについて
むすびはこれまでに人に、モノに、動物と
結ぶもので、一体感となるテクニックといいましたが

実は「時間」と結ぶということもできます。
そのワークは、
一般者向けの実生活に役立つ「ムスビ」講座
階層Dテクニックを来年2022年3月に予定しています。

時間というのは、宇宙の法則の一つを人間が
概念化して利用しているものですが
時間の流れというのは実はなくて
本当は、時間の流れと一体になっているというのが
むすびのコンセプトです。

人間も時間波にのっかって生まれてきて
死んで(また物質に戻って)いきます。
その時間の流れの中で生きているということは
「時間」と一体となって心も体も、リアルタイムでつかっていることを
意味します。
ですから、過去に思いを寄せて空想ばかりしているのは
宇宙の時間法則からしたら
時間を大切な扱えていないということになります。

空想や妄想することも
人間のやることですが、
やりすぎはダメです、それは現在を無視しているからですし、
現在に生きていない(心ここにあらず)ことにつながるからです。

仕事をしたくないとか
はやく時間がすぎてくれないかなぁ、と机で考えているのも
時間に対してきちんと向き合っていないと言えます。

そんな人には神様も世間様も味方してくれません。
つまり運を運んでくれないのです。
運という言葉はあまり個人的には好きではないですが
「運」というプレゼントもあることはありますよ。

時間と結ぶというのは、どうしたらよいのか
それは、むすびAレッスンでまず自分に気づくことから始めます。

自分は何なんだということが
分からないと
自分の身体の使い方(武術的なものを指しているわけではない)も
できないといけません。

自分と一体になる
自分を大切に扱うというtechnicです。

それを身に着けた次に「むすびレッスンB」があります。
それは、
対人、対物とのむすびができることです。

ここまてで、たいていの方は大きな間違いをしてしまいがちです。
言葉でむすびを理解してしまいます。
知識で満足してしまいます。
今までの自分の能力でわかろうとしてしまいます。
これが最初の「壁」となります。

私がいつもレッスンで言っています、
「本気モードで意識を使うことに慣れてください」
野生動物のように
自然に意識を使ってみましょう。
そういうことに大人の方の99%の方は慣れていないだけなのです。

本気で生きるということは、
欲丸出しで好き勝手に生きるというのとは全く違うものです。
時間に向き合う
時間を無駄にしない
力を抜いて淡々と目の前のモノや人や使命に向き合うという
単純なことです。

しかしこの簡単なことがなかなかできないのが人間でもあります、
ですから
むすびを習得して
これが自然体というものなのかという理解、腑に陥ることが肝心なんです。




一般者向けの実生活に役立つ「ムスビ」講座
階層Dテクニック

時間とむすびをつくることをワークに入れますが
実は難しいものではありません。
階層Aと階層Bを理解していれば誰にでもわかることなんです。
そうじゃないとレッスンをする意味がありません。

ただし、レッスンは
1名~4名くらいまでです。
むすびは講演なんかで大勢に向けてするには不向きで
また、
ワークレッスンも10名を超えたら絶対に無理です。
3名以内がもっともよいと思います。
時間とむすぶ前提には「リラックス」が必要ですが
それは初心者であって
慣れれば、力が入っていても、緊張していてもまずまず
大丈夫。
それは言葉で説明しなくてもレッスンを重ねていけばわかります。

言葉で理解する前に
時間と結ぶというのは、
皮膚感覚でまず初心者は行います。
皮膚感覚をある@@に落とし込み(別のところで感覚します)
その感覚を使って現在の時間を意識するわけです。
ことばで書くと謎でしょうけれど
分からないことを前提で書いています。
まぁ、レッスンでお会いする方は決まっています。

当会の今までのレッスンを受けられた方(一部です)の感想を
以下のサイトでまとめています。