ミヤ君が逝って1ヶ月経ちました。悲しみではなく寂しさで時々苦しくて仕方のない時があります。多くの動物達との別れを経験してきました。去年は、ミヤ君の息子睦月との別れ・・その前は、12年間一緒に過ごしてきたうさぎの権蔵君との別れ・・今回ミヤ君との別れは、約3ヶ月間という長い闘病だったのでより多くのことを学ばせて頂きました。以前書いた、触れることの大切さを教えて頂いたお医者さんのアドバイスを含め、今回私が学んだことを今介護中の方々、今後介護予定の方々へほんの少しアドバイス。お役に立てたら幸いです。m(_ _)m
●介護中は、苦しみ・悲しみ・迷い・恐怖・そしてど~してあげることも出来ない自分への苛立ちの感情が渦巻いています。でも・・動物達に触る時・声をかける時は、その負の感情をおさえて穏やかな気持ちで触れ、そして声をかけてください。特にその子の名前を呼ぶ時は、「大好き」ただその気持ちだけで声をかけるよう気にかけてください。
悲しみ・迷い・恐怖・苛立ちは、声色(こわいろ)に出ます。その微妙な変化に敏感な動物達は、気付いてしまいます。自分も苦しいのに、飼い主の心配もしてしまうかもしれません。又触れる時、中国の気(き)の考えですが。。悲しみ・迷い・恐怖・苛立ちの悪い気より、大好きという良い気の方が、触れられる側にとっても心地よいもののはずです。自分の元気の気を与えられるよう穏やかな気持ちで触れてく下さい。
簡単な事ではありません。吐血した時、パニックを起こしそうになりましたが不安げなミヤの目を見て、「大丈夫、すぐに病院にいこうね」と笑顔で話しかけると、ほっと安心した穏やかな表情に戻りました。自分が、もし病気で苦しんでいる時。。大好きな人がその事で、苦しみ・悲しんでいる姿、泣き叫ぶ声を聞くのは心が苦しくなります。体も苦しいのにその上心まで苦しんでしまいます。せめて心だけは、幸せで穏やかであるよう触れそして声をかけて下さい。
●最初の病院は、10年以上通院した動物病院でした。最近獣医師・看護婦がかわり不安に思っていた矢先・・血液検査採血の際、噛まれることを恐れた獣医師・看護婦に猫袋+エリザベスカラー+2人がかりで押さえ込み・・で、ミヤ君バニックを起こしました。舌が飛びだし呼吸困難になりショツク死させられそうになったので、治療をストップさせ別の病院に行きました。そこで受けた点滴後、具合が悪くなったので電話するといつもの倍の量点滴をしていたことが発覚。「当院は、いつもその量です。老猫の場合心臓に負担がかかり具合が悪くなることもありますが、じきに元に戻ると思いますよ。戻らなかったら連れてきて下さい。」と(怒)で更に病院探し・・・次の病院は、可もなく不可もなく。。。病状は悪化。またまた病院探し、最後に行き着いたのが最後までミヤ君を診てくれた病院でした。時間外の診療・紹介無しのもかかわらず快く診察していただき、呼吸もままならなかった症状が改善、穏やかに逝かせることが出来ました。病院選びは、本当に大切です。近いから、ずっと診てもらっているからという理由ではなく、本当に心から信頼できる病院を探すのがある意味飼い主の責任だと痛感しました。
動物嫌いだった母が、ミヤ君を火葬に連れて行く時「最後に、見せて」と言ってきて泣きながら「頑張ったね。本当によく頑張ったね」とやさしく撫でていました。命つきるまで精一杯生きることをあきらめない姿に、大切なことを学びました。本当に、最後まで肝っ玉母さんだったミヤ君を誇りに思います。