ふっと思い立って、紋二郎を保健所から譲渡してもらうのを反対していたトドに、反対していた理由を聞いてみた。
「保健所の犬は、心に傷があって飼うのは難しいと思った」
との返事。「で?今は?」と問うと。。「へへへ(´∀`*)」と、紋二郎を撫でながらしまりのない笑顔。。じゃあ紋二郎に、その心配するトラウマがなかったか?というと・・
これが、保健所から譲渡当初のBeforeで(*^。^*)
これが、現在のAfter(≧∇≦)b 上の虎毛も間違いなく紋君です♪
今の紋君を知っている人・犬友の皆さんからは、想像できないかもしれませが・・・譲渡された当日、福岡市動物管理センターから会社へ向かう車中のケージの中で、ケージを破壊する迫力で暴れ悲鳴(鳴くのではなく完全な悲鳴)をあげ大暴れしていた紋二郎▽・w・▽ 紋二郎にとってのトラウマは。。
狭い空間に閉じ込められる/保定など体の自由を奪われる事
元野犬だった紋二郎は、自由を奪われケージなどに閉じ込められると捕獲の記憶が蘇るのか?なにかされる!と。。そりゃもう大暴れ( ̄。 ̄;)
ちなみにこれが、今年1月の紋君を勝手に保定した「保定おじさん事件」直後の紋君(ーー;)
これがトラウマが再発している表情( 。-_-。) で?このトラウマと、どう向き合ったか?というと。。。えへ(≧∇≦*)
まず狭い所に閉じ込められるのがダメなら、自由にど~ぞ(^▽^) と、譲渡初日から完全室内フリー! 多分犬に関してのプロの方からは「えっ!(*゜ロ゜)」と。。驚かれるであろうこの大雑把な対処方法(*^^*ゞ なにせ室内で生活したことがない野犬を、いきなり戸建て完全フリーで放し飼いσ(^◇^;)
最初、家にあげた時の紋二郎の反応の面白い事。゜(*゜´∀`゜)゜ノ彡 一般家庭を知らない元野犬なので、玄関を入った瞬間から「なっなに?Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)」の慌てぶり( ^∀^)ゲラゲラ トドに会わせると。。。「ううう・・・」と威嚇声を発して、ポカッと私に叩かれ「人に対して威嚇したら、ただじゃすまさんぞ( ̄△ ̄)」・「この人間こっ恐Σ(|||▽||| )」
「はい♪ ここが台所です~」と案内すると、いきなり野菜カゴに頭を突っ込み「ジャガイモ」の袋を咥えスタスタスタ。。。「おい!ちょっと待て( ̄△ ̄) なんば咥えよっとか?」と言うと「ひぃ~(>_<)」
次に、目の前で堂々とゴミ箱あさり。。。これには、腕を組み無言で「なんばしょっとか~( ̄△ ̄)」と怒りのオーラを全身から立ちのぼらせると、「はっ!( ・_・;)」
もちろん室内で排泄なんてしたことがないので、廊下や私の部屋などで。。ありゃりゃ(^◇^;) 玄関にある靴を堂々と咥え破壊しようとしたり。。仏間にあるお供え物を食べようとしたり。。その度に、「あん?( ̄△ ̄)」又は目力で威嚇をして( ^∀^)ゲラゲラ 室内のルールを叩き込み。ある程度終了すると、リビングに連れて行き抱き上げ(抵抗する間もなく) ポイ♪とソファに乗せて「このソファ やる( ̄∇ ̄)」
以来、リビングのソファが紋君の寝床に決定(*^ー゜)b 「それじゃ~風呂入ってくる」とそのまま放置。戻ると、先程の体勢のまま固まっていたので。。ぱふっと抱きしめ心音を聞かせ落ち着かせました。今まで、いろいろな野生動物を保護してきましたが、不安・恐怖で固まっている場合「心音」を聞かせると、意外にみんな落ち着くようです♪ 人間の赤ちゃんを、左側で抱くのは「心音」を感じさせ落ち着かせる為だと聞いた事もあります。結構、効果ありますよヾ(≧∇≦)
トラウマには、克服できるものと、できないものがあると思います。紋君の「狭い所に閉じ込める」は無理(^_^;) いまだに、ケージに入れると扉を閉めた瞬間から大暴れ それは、ソフトケージを1分以内で破壊する暴れっぷり(^0^;) クレートだと、多分流血騒ぎ(ーー;) なので、病院・ペットホテルなどはケージに入れなくてもいい所を見つけて対処ヾ(*´∀`*)
車も、当初は恐怖の対象でしたが。。過去記事で紹介したように「ドラえもんの歌」攻撃で、今ではこんな ↑ 感じで寛いますO(≧∇≦)O 車は、トラウマではなく野犬だった為「未知なる物に対する恐怖」なので、克服できました(^-^)/
「保定などされ自由を奪われる」トラウマは、沢山?100抱きしめて克服(*^▽^*) 但し、私が女性なので「女性限定」(まっ別名エロ紋にとっては、まったく問題ない許容範囲)と、例外に家族であるトドと怒られるので動物のお医者さん限定でOK。その他の男性は無理(^◇^;) 捕まえようとすると、凄い勢いで逃げるか体を捻って大暴れするかのどちらか。。。まっしゃ~ないね紋君♪ 無理すんな(^▽^)
虐待されていた犬を、譲渡してもらったご家族の話。そのワンちゃんは、傘・箒・ゴルフクラブなどを手にすると、異常に怯え靴箱の下に潜り込みガタガタ震え泣き叫んでいたそうです。そこで、家族全員の傘を折りたたみ傘+カッパに替えゴルフクラブは室内持ち込み禁止・箒はすべて柄の短い物に買い換えたそうな。。すごく不便になったけど、「不便な事はどうでもいいの、それよりそんな物で虐待していた元の飼い主への怒りの方が重要。。あーもう腹の立つ」との事。
もし保健所から犬や猫を貰う事で、うちのトドと同じように
「保健所の犬は、心に傷があって飼うのは難しいと思った」
そう思われる方が、おられましたら。。
トラウマを含めあるがままの命を受け入れたら大丈夫(^-^)/
沢山の愛情と、必要な厳しさで信頼関係を築けた時「トラウマを抱える保健所の犬」でも、精神的に安定して輝くような笑顔になります。そんな難しい事では、ありません(*^o^*)
・トラウマは、躾では治りません。創意工夫をして上手に付き合いましょう。
・目が合ったら笑って名前を呼んで下さい。
・焦らず無理強いせず人間のペースではなく、犬のペースに合わせて下さい。
・たくさん話しかけて下さい。
ただそれだけ(≧∇≦*) 後はつらい過去を、マントルにでも埋めてしまい毎日々「嬉しい・楽しい」を、ガンガン挿入すると輝く笑顔となり、沢山の幸せのお裾分けをしてくれます。悲しみ・不安・恐怖で彩られていた瞳が、嬉しい・楽しいと輝き出す行程は、たまらなくこちらも幸せにしてくれます。も~そりゃ~格別(=v=)ムフフ♪ そんな格別な変化の記事を、これからも書いていきます(^-^)/ そしてその記事を読んで機会があれば、保健所から犬を貰う事をほんのちょっとでも考えてくれたら最高です(*^▽^*)
こんな紋二郎の出身地「福岡市動物愛護管理センター」主催にて09月01日(日)「第13回 わんにゃんよかイベント in あにまるぽーと」が開催されます!
詳しくはこちら ↓
http://wannyan.city.fukuoka.lg.jp/kanri/Images/20130812003136.pdf
幸せをお裾分けしてくれる命達&相棒に会いに行きませんか?(* ̄∇ ̄*)
※元野犬の紋二郎は2011年2月、成犬で福岡市動物管理センターより譲渡してもらいました。保健所からの譲渡を皆様に知ってもらうためブログランキングに参加しています(*^_^*)よろしければ、ポチッと押して下さい(o_ _)o
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