本年の酷暑には泣かされた。この先10月も暑いらしい。日本の季節は四季ではなく、春(3、4月)、前夏(5、6月)、酷夏(7、8月)、後夏(9、10月)、秋(11、12月)、冬(1、2月)の六季になった。その中での能登の大雨、2大政党の代表・総裁選挙、兵庫県知事騒動、中共国での遭難だ。
まずは能登半島の水害だ。被害状況を見るに、降雨量だけでなく年初の地震が関係したに違いない。地盤が緩んだ・崩れた所に水が流れ込んだので、今まで安全だった裏山が崩れたのだろう。地震から立ち直り始めた時期にこの天災だ。涙を抑える被災者にこちらが泣いてしまう。
その中、岸田首相はウクライナから勲章をもらって満面の笑みだ。経済支援の約束もしたのだろう。そのお金は国民に帰属する財だ。能登に住む国民のことは忘れたのか。先日の中央アジア歴訪のドタキャンと合わせて、もはや首相の立場を忘れ、自分のことしかない。情けなくて泣けてくる。
期待は次の首相だ。以前のブログのように、筆者は高市氏を推す。政策力、実行力、訴求力などで優れる。加えて、安全保障上の懸念にも対応できる。対中共国だけでなく、対米でもだ。相手が司会者上がりのトランプでも、言葉先行の初の女性大統領ハリスでも、渡り合えるだろう。
対抗馬の石破氏は、話しを真面目に捉え何かをしてくれそうな口ぶりだが、意味のない話をダラダラとして煙に巻くだけで、実は何も約束していないし、実際に何もやらない。この手を使う政治家は多い。政治家として生き延びる処世術が地になったのだろうが、一国の首相としては困る。
もう一つ困るのは、立憲民主党の代表となった野田氏との関連だ。野田氏は財相や首相の経験もある実力者だ。しかし、12年も前のことで忘れたかもしれないが、公約を破ってまで強引に消費税を上げた張本人なのだ。これに石破氏が加われば、消費税の更なる増税は間違いない。泣くのは国民だ。
兵庫県民も泣いている。知事は何を思い違いしているのか、テレビに出演して事を成した大人物気取りで自分の思いの丈を語っている。盗人にも三分の理とでも言いたいのか。往生際の悪さは極まれりだ。自分が一番大事の精神構造は、岸田さんより上だ。これに同調する人も出ているのが怖い。
ご両親が泣いている。中共国での日本人小学生男児の遭難だ。「たまたま日本人」の訳がない。長年の反日教育・反日報道、反日SNSへの許容(共産党批判への検閲は厳しいが反日記事は野放し)、国外からの情報遮断の結果(成果!)だ。情報戦、認知戦に泣かされるな。