2022年のRの主張。Uの一部であったC半島は、その住民の意思に基づきRに編入した。C半島が接するUの南東部では、R国民やRの支持者がUの武力による攻撃に晒されている。Rはその被虐待者を保護する。また、Uが反R勢力であるNの支配圏に入れられる危険もある。そうなればRは存立の危機に陥る。だから、RはUに軍事作戦を実施する。これは自衛行為である。
AとNの主張。Rの行為は武力による現状の変更である。侵略行為に伴い、U内でRによる非人道的行為が行われている。そこで、Rに対する経済制裁(貿易取引の中止、通貨取引停止、資本引上げ、海外資産凍結、要人の渡航中止など)を行う。軍隊の派遣はしないが、Uの要望に応じてUの西側から最新式の武器を供与する。技術的、資金的、人道的な支援も行う。
1937年のJの主張。Cの属領であったK半島は、その住民の意思に基づきJに編入した。K半島が接するCの東北部(M)では、J国民やJの支持者がCの武力による攻撃に晒されている。Jはその被虐待者を保護する。また、Mが反J勢力であるR(S)の支配圏に入れられる危険もある。そうなればJは存立の危機に陥る。だから、JはCに軍事作戦を実施する。これは自衛行為である。
Aと連合国の主張。Jの行為は武力による現状の変更である。侵略行為に伴い、C内でJによる非人道的行為が行われている。そこで、Jに対する経済制裁(貿易取引の中止、通貨取引停止、資本引上げ、海外資産凍結、要人の渡航中止など)を行う。軍隊の派遣はしないが、Cの要望に応じて南方からCに最新式の武器を供与する。技術的、資金的、人道的な支援も行う。
往時は、CはJを泥沼に引きずり込み、AはJを戦争へと挑発し、JはAと戦争を構えて完敗した。この方向にR(S)は各方面で策動し、最終的な勝者となった。今回は、万一RとA/Nが戦争となれば、その勝敗によらず、Cが最終的な勝者となる。逆算すれば、その方向にCが策動しているだろう。万一その通りとなれば、戦中はもちろん戦後も、この世は生き地獄となる。