鳩山連立政権は成立して1ヶ月経過したが、安全保障に関しては迷走・混乱で明確な政策が何もない。“小田原評定”の普天間移設問題、インド洋での給油活動から撤収するが、これに替わる貢献策がみつからない。首相の優柔不断で北朝鮮制裁の一環としての貨物検査法案は、臨国会提出が見送りとなりそうだ。北沢防衛大臣の就任時の記者会見を再見すれば、この政権に安全保障政策を期待するのは土台、無理なことだ。鳩山連立政権は「平和五原則」時代の“軟弱”インドと同じ轍を歩んでいる。インドは、中印国境紛争で、中国の“パンチ”を喰らって目が覚めた。日本も中国の“パンチ”を喰らわないと目覚めないようだ。 . . . 本文を読む
外国人の地方参政権付与、断固反対! 鳩山首相は、10月9日、ソウルでの日韓首脳共同会見で韓国人記者の質問に答えて、永住外国人への地方選挙権付与について、「私個人の意見としては、前向きに結論を出したい」、「国民の感情、思いは必ずしも統一されていない」と述べた。地方選挙に限って参政権を与えるとしても、外国人に参政権を認めることは、憲法の規定や国のあり方という観点から問題が大きい。 外国人に参政権 . . . 本文を読む
インド洋における海上自衛隊による給油活動は撤収することが決まった。「自立した外交で世界に貢献」といいながら撤収を決定するまで約1ヶ月を要した。しかも、「世界に貢献」するための具体策も決まらない混迷ブリは、政府・与党に国家の安全を担うという責任感と具体的な戦略が欠落していることを証明している。安全な海上における給油活動を撤収した場合、日本が自力でアフガニスタン領内で民生支援を実施する覚悟が現政権にあるのか、それとも他国の軍隊に守られて民生支援をするのだろうか。それはタリバンと戦っている他国部隊の足手まといとなり治安維持活動を阻害する。アメリカの苦悩、NATOの”悲鳴”を見れば、アフガニスタン派兵各国が”なるほど”と受け止める貢献策を鳩山連立内閣は提示できないだろう。金の提供を除けば、給油に代わる支援策は無いといっていい。 . . . 本文を読む