これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

遅まきながらトランプ政権と足並みを揃えるためだった安倍首相の辞任劇と靖国神社参拝

2020-09-19 | 安全保障

 

安倍首相の辞任の背景
 菅内閣が発足した9月16日、前首相の側近として一帯一路への協力のほか、2島先行返還を念顧に置いたロラアとの北方領士交渉を主導今井尚哉、これを後押しした長谷川栄一の両首相補佐官が退任した。 
 外交政策でも安倍晋三政権の政策継承を掲けるが、政策決定のあり方は変わるだろう。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」への協力に慎重だった外務省が重きをなす外交に戻るとみられる。
 トランプ政権にとって安倍首相周辺に蠢いていた今井尚哉補佐官、二階幹事長、森法相及び公明党・創価学会が目障りであった。取敢えず今井首相補佐官、森法相を排除した。
 安倍首相の辞任の理由は持病だけではない。中国共産党妥当を掲げるトランプ政権の対中戦略に沿った辞任と観察される。

安倍首相の実弟岸信夫の防衛相起用
 安倍前首相の実弟岸防衛相は、「日本・台湾 経済文化交流を促進する若手議員の会」を率いる「親台湾派」
の代表的議員である。
 これに台湾は歓迎ムード、中国は警戒気味である。安全保障は当然であるが日米同盟重視、併せて台湾との連携強化、中共より台湾を選んだぞというトランプ政権に対するシグナルと見られる。
 安倍前首相は二階幹事長をきれなかった。中国政策でも微妙な影響をうけるであろうが、今後の外交を大雑把に言えば、中国関連の外交は安倍前首相に任せ、他の外交は菅政権と、役割分担でいくのであろうか。 

中国大使に外務省の垂秀夫官房長を起用
 政府は新たな中国大使に外務省の垂秀夫官房長の起用した。垂氏はチャイナスクール出身者の中でも数少ない対中強硬派の外交官である。
 駐中日本大使館の2等書記官、一等書記官、公使及び香港総領事、日本台湾交流協会台北事務所出向の経験がある。中国はこの大使起用に警戒気味である。 

次期駐日米国大使ワインスタイン
 トランプ米大統領が次の駐日大使に指名した保守系シンクタンク、ハドソン研究所所長のケネス・ワインスタイン氏(58)はトランプ政権の政策決定にかかわっている人物である。安倍首相と面識があり、菅首相が官房長として訪米したときにあった人物である。

 彼は議会公聴会の証言で、日米関係を「両国にとってかつてなく強固で幅広く、重要だ」とし、強権主義に傾斜する中国に対抗するため一段の役割拡大に期待を示している。

象徴的、安倍前首相の靖国神社参拝
 安倍前首相は9月16日(土)靖国神社を参拝した。中国に気を使う必要がないから「中国さようなら」のメッセージのようだ。
   https://gxyt4.app.goo.gl/8S3ax

 日本の政権交代で首相周辺から媚中派を排除、親台湾の防衛相及び対中強硬派の大使起用と、これに呼応するかの如き次期駐日米国大使のワインスタインんを見ると、遅まきながらも日本政府が中国に強硬な姿勢で臨むトランプ政権と足並みを揃えつつある動きと観察される。


「ひとりがたり馬渕睦夫」
#52 トランプ大統領 最後の聖戦
<米大統領選挙とその後の世界秩序>

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