国境の島 反発の高波 中国人船長釈放
領海警備何のため 石垣市議会、抗議決議へ
「何のための領海警備だ」・・・・。
尖閣諸島周辺の日本の領海内で海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突した事件で、那覇地検が 9月25日、公務執行妨害の疑いで逮捕されていた船長を処分保留で釈放したことを受け、同諸島を行政区域に含む石垣市では漁業者を中心に不安と反発が広がっている。市は国へ警備態勢の強化などを要請し、市議会も近く抗議決議案を可決する見通し。船長を送検した海保関係者は釈放を粛々と受け止めるが、国境を守る現場の保安官の歯がゆさを指摘する声も出た。
(八重山支局・又吉嘉例、社会部・平島夏実)
■市長が「遺憾」
「よくない前例にならないよう、法治、主権国家として毅然(きぜん)とした態度で臨んでいただきたい」。中山義隆市長は同日、市庁舎で会見し、国に対する遺憾の意を表明した。「私たちがこの地域に住んでいることで領土や領海が守られ、排他的経済水域を通って本土へ燃料や食料が運ばれている。(国境地域が)国民の生活を守っている、という意識を持ってほしい」と訴えた。
船長釈放に際し、石垣空港周辺で抗議行動を展開した仲間均市議は「既成事実を与えた」と批判。9月28日開会の市議会本会議で、釈放に対する国への抗議決議案を提出するとし、「市議選もあって本会議が開かれなかったが、与党多数もあり、可決される」とした。
■あきれる漁師
漁業者にも国への不信感が渦巻く。マグロ漁船の乗員男性(26)は「最初から逮捕しなければ良かったという話だ」とあきれる。領海内で台湾や中国の漁船を見る事も多いとし、「外国船のはえ縄の道具が潮の流れでこちらにからまるのはどの漁師も経験していて、漁の支障になっている。政府はウミンチュの事を考えているのか」と顔をしかめた。 別の漁船の乗員男性(49)は「こんな当たり前に中国の主張が通ったら、どこでも漁ができなくなる」と懸念。「今後、外国船が領海内で、わが物顔で漁をし始めたらどうするのか。国は安心して操業できる漁場をはっきりさせてもらわないと困る」と求めた。
■「やる気そぐ」
一方、海保関係者は「(処分保留での釈放は)検察が取るパターンの一つにすぎず、想定内といえば想定内」と語り、「職員に動揺はなかった」と主張する。ただ、石垣海上保安部に所属していた元保安官の男性(68)は「現場の保安官は『尖閣は日本の領土。自分たちが守らなくて誰が守る』という使命感を持って命を懸けている。悔しい思いをしているはずだし、領海警備の必要性について疑問を抱かせ、現場のやる気をそぐ判断だ」と憤った。
(沖縄タイムス 2010年9月26日 09時42分)
尖閣諸島の領海侵犯事件で、菅政権は、主権も外交も放棄した。これほどの腰砕けとはあいた口がふさがらない。日本は中国に譲歩し中国漁船の船長を釈放したことにより中国に対して面目を失っただけでなく、世界に対しても面目を失った。政府は、中国人船長を逮捕したが、後に起こるであろう事態を想定できなかった。船長を釈放した段階で日本の主権が及ぶ海域の開発に乗り出してくること、尖閣諸島の支配に乗り出すことである。これを阻止できるのか。周章狼狽で小田原評定の後手後手、これまた国の内外に統治能力の欠如を晒している。
日本人の国家観、政治がガラパゴス化した元凶
・・・・現在の世界情勢に通用しない憲法
名誉ある地位を占めたい・・・。空々しい。
他国と対等関係にたとう・・・。これも空々しい。
日本は、世界の笑いものとなった。
強い軍事力に裏付けられた外交能力がなければ国家の生存もない
(教訓 その1)
ドイツ軍に抵抗せず降伏したデンマーク
1939年9月1日、ドイツ軍がポーランドへ侵入、9月3日、英仏がドイツに宣戦布告し第二次世界大戦が勃発した。ドイツ軍は1940年4月9日ノルウエー攻撃のためデンマーク国境を突破したが、デンマーク軍はドイツ軍の進駐に際して組織的抵抗をせず、その日に降伏した。抵抗することなく降伏したデンマークを助ける国は、出現しなかった。自国の防衛に立ち上がらないデンマークを、犠牲を払ってまで救援する国はなかった。
欧米から相手にされなかったデンマークは、戦後の1949年、NATOが誕生するや西欧防衛に貢献する姿勢を示すためいち早く加盟した。デンマークは、原加盟国12カ国の一つである。
菅政権の対応は、ドイツ軍に抵抗することなく屈服したデンマークと同じだ。このような首相が率いる日本の主張をまともに聞く国はないだろう。
世界に誇る(?)、世界が嘲笑する(?)憲法第9条
デンマークは軍隊があったが、戦わなかった。恰も日本国憲法
第9条の規定があったかのごとく。
この条文に毒されると他国による武力による威嚇や武力の
行使をほのめかされると、腰を抜かすことになる。菅首相は腰
を抜かして逃げ回っている。日本は、戦えない。
デンマークの愚を繰り返す。
(教訓 その2)
軍隊が無いアイスランドが英海軍に勝利したタラ戦争
アイスランドは資源に乏しい、ヨーロッパっで最も貧しい国であったが、1901年にイギリスからトロール船を導入した結果、豊富なタラ等の水産資源で巨額の富を蓄えるようになった。第二次世界大戦中、ヨーロッパの漁船が軍隊に徴発されている間、アメリカの保護の下でアイスランドは魚をヨーロッパ中に提供し続けた。戦後、復興したヨーロッパ各国がアイスランド近海海域に進出するに伴い、これらの国、中デモイギリスと漁場の争奪を巡って、1958年、1972年、及び1975年に衝突が起こった。
イギリスは海軍艦艇を出動させ漁船を掩護したが、これに対し軍隊の無いアイスランドは沿岸警備隊の警備艇をイギリスの軍艦に体当たりさせて戦った。奇跡的に死者は出なかったが、アイスランドが勝利を収めた。小国が大国イギリスを圧倒した。
この結果、アイスランドの200海里内では、イギリス漁船の操業に制限が課せられることになった。タラ戦争は、“正義”を貫くためには、戦うことも持せずとの覚悟が必要であることを教えている。
ベトナムは”強盗”、”やくざ”の中国に
国旗を立てて戦った
腰抜け日本は、世界の笑いものとなった。
民主党政権の閣僚は、国旗に一礼をしない。
主権・領土を守るという意識も無い。
(教訓 その3)
アイスランドの要望を無視したアメリカの背信
アメリカ、イギリスは第二次大戦ではドイツと戦うためアイスランドを占領した。戦後も米ソの中間地点に位置するアイスランドは、戦略的要衝であったのでソ連にたいこうするため引き続き軍隊を駐留させた。その後、冷戦が終了すると利用価値が無くなったためアメリカは軍の徐々に撤退させた。自国防衛で“丸裸”になるのでを防ぐためアメリカに軍の駐留を継続するよう強く要望したが、アメリカは、これに応えることなく軍隊を撤退させた。
アメリカに裏切られたアイスランドは、有事に他国の支援を仰ぐことを考慮し警察の特殊部隊をアフガニスタンに派遣した。古今東西、自国を防衛する主体となるのは、その国の国民である。所詮、傭兵は傭兵に過ぎない。利益が得られなければ、サッサと戦場を離脱する。
“戦場”から離脱するアメリカ、
アメリカ撤退後の備えを急ぐべし
アメリカは、自国の世界戦略遂行上、必要なときは他国に軍を駐留させるが、必要でないとなれば一方的に軍を撤退させる。在日米軍は、日本の防衛、アジアの安定のためとして駐留しているが、沖縄のアメリカ軍は当初の計画より6年遅れとなるがグァム島へ撤退する。兵器体系の進歩によって戦争の形態も変化し、日本の戦略的価値も変化した。アメリカは世界戦略遂行と、中国の核ミサイルの射程から“間合い”をとるためグァム島へ撤退する。アメリカ軍が、永遠に日本に駐留するわけではない。“戦場”から離脱する。
米軍は”戦場”から離脱する
グァム島のインフラ整備、移転経費の不足のため撤退は
6年程度遅れるらしいが、”永久”に駐留することはない。
(参考)在沖海兵隊、実戦部隊もグアム移転 米海兵隊次期司令官が
証言 2010年9月23日
(参考) 日本はアメリカの“奴隷だ! オバマ助けてくれ! 許してくれ! 2009年06月06日
今回の尖閣諸島領海侵犯事件は、強い軍事力に裏付けられた外交能力が無いと国家の生存もないことを示した。このまま日本が平和ボケに沈潜したまま時を過ごせば、単に紛争が無いだけの(中国の)“奴隷の平和”の下で衰退する。菅首相のように主権を断固守るという覚悟がなく初めから腰が引けているような政権では、国家の“生存”そのものが危ういことが明らかになった。 日本は、アメリカ撤退後の備えを急がなければならない。
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