これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

オスプレイ、日本側の意思を無視して配備完了、空母2隻の展開も中国軍は強大化で対抗する 

2012-10-07 | 安全保障

オスプレイ3機、普天間に到着 全12機の配備完了

                  朝日新聞2012年10月6日(土)15:38
 米軍岩国基地(山口県岩国市)に一時駐機していた米軍の新型輸送機MV22オスプレイ3機が6日、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に移動した。同日午後0時半ごろ、岩国基地を相次いで離陸し、同3時までに普天間飛行場に到着した。これで今年配備予定の全12機が普天間にそろい、月内にも沖縄本島での本格的な訓練が始まる見通しだ。

 オスプレイ12機は岩国に7月23日に陸揚げされ、普天間には1日に6機、2日に隊長機など3機が移動していた。残る3機は部品交換や整備が行われた模様で、合流が遅れていた。

 先に普天間に到着していた機体は4日、5日に沖縄本島の北部や周辺離島で試験飛行を実施。地元はオスプレイ配備への反発を強めており、沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事は9日、野田佳彦首相と会談し、改めて配備中止を求める方針だ。

    オスプレイ3機、普天間に到着 全12機の配備完了(朝日新聞)  

沖縄県知事が直談判、日米同盟の現実  

        
                2012年10月4日(木曜日) 読売新聞1面 

 安全性に対する沖縄県民の疑問が解消されていないにもかかわらず、米軍は配備を強行うした。防衛相は「米軍は計画通り配備した」旨、記者の取材に答えていた。

 
 防衛相は渡米しオスプレイに試乗し、オスプレイが安全であることを確認したと言うが、“体験飛行”をさせてもらっただけで“安全”といっているようでは、国の防衛を担当する大臣に値しない。米海兵隊が他国の大臣である “お客様” を危険な目に合わせるはずがない。自ら操縦桿を握り戦闘のシーンに準じた状況下で飛行しないと安全性を確認できない。また、防衛省の調査団が、米軍の事故調査報告を点検しただけで安全とはならない。事故の当事者が作成した報告書は、手前味噌の内容となりがちであり、100%信頼できるというものではない。特に国防予算を大幅に削減されることになっている米国防省が削減の口実になるような“欠陥”をオブラートに隠す可能性すら考えられる。

 オスプレイの沖縄へ配備の過程で明らかになったことは、日本側の要望は一切考慮されること無く、配備が強行されたことである。それも、安全性の問題性に対する懸念であって、米軍や安保条約反対というはけではない。最低限の要望も受け容れられない、日米安保条約下の日米関係は“同盟”といういえない“従属”関係そのものである。

 
防衛相は米軍の“広報官”として動いているに過ぎない。周辺国の国防担当者に、日本には、“国防”担当の大臣が居ないとの印象を与える。

(参照)
オスプレイ、沖縄に初配備, 日本は、なぜアメリカにモノが言えないのか 2012-10-01 16:05:51 

米空母が、西太平洋に展開すれば、
    中国軍も対抗し強大化する
  
   
    
          2012年10月5日(金曜日)読売新聞朝刊1面

 記事によると、米第7艦隊の空母2隻が9月中旬以降、西太平洋に展開し訓練を行っている。
このうち1隻はグアム沖の演習後、10月3日には台湾の東方沖に移動し、他の1隻は9月26日に尖閣諸島沖に展開後、南シナ海を通過し、マレーシア近海で活動しているらしい。

 「尖閣緊迫 中国けん制か」も知れないし、沖縄にオスプレイを強行的に配備するための“芝居”かもしれない。たぶん、その両方であろう。読売新聞は自らの取材で米具の“真の狙い”を究明し、“日本”の新聞として報道すべきである。森本防衛相と同じ米国の“広報誌”であってはならない。

 傍観者や評論家的な記事を掲載することよりも、このような事態におかれている日本は何が問われているのか、何をすべきか、日本の立場に立った報道もすべきである。防衛予算が連続10数年削減されても、海上保安庁の警備能力も不十分であることにも危機感を感じないのか、なぜ、現場の窮状に目を向けないのか、このような報道がおかしいと考えないのか。 

 「日米同盟の意義示す」、それがどうした!   


            
2012年10月5日(金曜日)読売新聞2面 

 
日本政府は「緊張が続く日中関係に配慮した米国の動きだと受け止めている」と愚にもならない受け止め方をしている。馬鹿なことを言う場合か。日中間が緊張しているならば、そのため中国と戦うのが外務省だ。自らの無策怠慢を棚に上げして「日中関係に配慮した」といっている場合か。
 米軍がオスプレイを強硬配備したことに何ら抗せず、日中間が緊張していることを免罪符にしようとしている。このような受け止め方は、媚中従米体質そのものだ。

 今更、「日米同盟の意義を示す」ことに意味があるのか。海上警備や防衛を担う“現場”の実感とかけ離れた報道をしている。尖閣諸島の防衛のため日中間で武力衝突が起こった場合、「安保条約第5条」に基づいて米軍が自衛隊とともに作戦行動をするとでもいうのか。安保条約が発動されるためにはどのようなハードルがあるのかそれに触れず、重要なことに目をつぶっている。結果として、米国の宣伝を代行している。

 米国が日本のために特別配慮したかのごとく報道しているが、米軍の都合はないのか。東アジアに緊張が無ければ米国の国防予算は削減され、軍備も削減される。イラク、アフガニスタンから米軍が撤退しつつある状況をみれば、米国の軍需産業は兵器の売り込み先がなくなる。F35の配備についても同じだ。 日本に恩を着せているような偏った報道は、日本人の正しい見かた、考え方をスポイルする。読売新聞は、米国に操縦されている新聞の体質に沿った報道をしている。 

(参照)
オスプレイ強行配備 長島首相補佐官も森本防衛相も安保の適用懐疑的、尖閣諸島は守れない! 2012-10-03 15:43:54  

中国海軍艦艇が宮古島付近を通過  

    

                2012年10月5日(金曜日)読売新聞2面 

 尖閣諸島の領有権が中国にあるとのサインであるが、米国海軍が空母部隊展開させていることにも対抗したのであろう。中国海軍が、常時日本近海を通過しているということは、海面下には原潜が航行しているので、制海権は中国が握っていると観察される。

 これは、10数年前から読売新聞が指摘したことであるが、相変わらず傍観者として報道している。米国は空母2隻を誇示し、中国はこれに対抗すべく艦隊を西太平洋に派遣し、運用能力を向上させている。しかも、中国は海軍力の増強に力を注いでいる。米中が鎬を削っているが、そのハザマの日本の防衛力はどうなのか。

 日本にとって重要なのは、米中の動きだけでなく、国防のため何が求められているのか、何をすべきかである。これを報道しないのか。米国がオスプレイを配備し空母を展開させて中国をけん制すれば、中国は軍事力の増強で対抗する。米国の動きは、結果として中国の軍事力増強に寄与することになる。 
 今更、「防衛相が中国軍の艦艇航行『領有権の主張を示威』」とのべて何になる。貴官は何をすべきかを考えたら、このような評論家の言葉は出てこないはずだ。国防の責任者だ。
 米国が「日米同盟の意義を示す」ことだけでは、意味は無い。それがどうした!

 
 空母2隻展開し「緊張が続く日中関係に配慮」したというが、それだけだったのか、米国に何もいえない外務省、防衛省の言い訳を伝えただけだ。



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