鳩山首相、偽装献金捜査を踏まえ国民に説明
鳩山由紀夫首相は11月30日午後の参院本会議で、自らの偽装献金問題について「検察による全容解明がされた暁には、その結果を踏まえ、改めて国民に説明すべきだと考えている」と述べ、東京地検の捜査が一段落した段階で、国民向けに説明する考えを明らかにした。自民党の秋元司氏らへの答弁した。
秋元氏は、首相側が実母から多額の資金提供を受けていたことを取り上げ、「貸付金でなく生前贈与だ。脱税との批判は免れない。違法子ども手当だ」と批判し、「潔く責任を取ることだ」と、進退をただした。
これに対し、首相は「国民から負託された政府、内閣の使命を果たしながら、私に対する司法判断を待ち、その結果に基づき、首相としての使命を果たしたい」と語り、現時点では辞任する考えがないことを強調した。首相は偽装献金の原資について「私の個人資産だと信じていた」と説明した上で、実母からの提供資金が使われたとの指摘には「全く知らず、元会計実務担当者からも母親からも何も聞いていなかった」と述べた。
鳩山由紀夫です!
「秘書が犯した罪は政治家が罰を受けるべきなのです。」
以下、「衆議院議員鳩山由紀夫メールマガジン「はあとめーる」
2003年第29号(通算第104号)」をそのまま引用する。
(引用開始)
衆議院議員鳩山由紀夫メールマガジン「はあとめーる」
2003年第29号(通算第104号)
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1 鳩山由紀夫のメッセージ
2 Nagata-cho Express 〜国会の動き〜
3 知っておきたいムズカシイ話・・・馬の魅力その3
4 それはさておき、ひそヒショ話1
◆◆◆◆◆◆【 鳩山由紀夫のメッセージ 】◆◆◆◆◆◆
みなさん、こんにちは。
7月も残り一週間となりましたが、なかなかすかっとした真夏日とはなりませんね。毎年この時期は全国至る所でお祭りです。働くことの好きな日本人もつかの間のゆとりを見いだすときでしょう。私も久し振りに地元の洞爺湖畔や登別のお祭りに参加してきました。登別の豊水祭りでは浴衣を着て踊りに参加してきました。楽しかったのですが、その後遺症で今でも腰が重いです。着替え部屋にはストーブが焚かれていました。
そんな浮いた気分が一瞬に消えたのは社民党の辻元前議員の逮捕でした。このニュースを聞いたみなさんは一様に「なぜ、今頃になって?」と、訝しく思われたに違いありません。しかし、私は以前から、なぜかつて民主党にいた山本譲司元議員は逮捕され、実刑判決を受けたのに、辻元さんや他の同様の行為を行った議員たちは逮捕もされずにいるのか、不思議でなりませんでした。あのとき山本元議員は、秘書給料を私的なものに流用したとされて、国民的にも「けしからん」という空気が醸成され、逮捕も当然との雰囲気が出来ていたように思います。
ただ、これは余り知られてはいないのですが、その後の裁判で、山本元議員が秘書給料を私的流用していた事実はないことが明らかになりました。すなわち、山本元議員と辻本前議員の行っていた秘書給与の流用の行為は質的にもほぼ同じなのです。 苦しい台所事情がなせる業で、本人が詐欺行為をしていたとの意識がなかったのは事実でしょうが、結果として詐欺行為を行っていたのですから、逮捕されるのは当然なのです。問題は、なぜ今頃なのかということです。どうやら、辻元前議員の事情聴取を通じて、詐欺罪には当たらないとの主張を曲げず、否認をしたから逮捕に至ったということのようです。
しかし、一方では選挙が近づいてきているため、政治が動いたとする見方も消えていません。この見方を消すためには、この種の捜査が辻元前議員の秘書給与流用疑惑事件のみに留まらず、田中真紀子前議員を始め、同種の疑惑事件を起こしたすべての(前)議員に及ぶことが不可欠です。辻元前議員一人を挙げて終わりとするならば、政治の匂いを消し去ることはできないでしょう。
それにしても不可解なのは、土井たか子社民党党首が辞めないことです。今回の件では社民党関係者が4名逮捕されています。その中心人物は土井党首の秘書の五島昌子で、彼女が辻元前議員を始め、新人議員の指南役で、秘書給与を流用するという詐欺行為も教えたとされています。
私は政治家と秘書は同罪と考えます。政治家は金銭に絡む疑惑事件が発生すると、しばしば「あれは秘書のやったこと」と嘯いて、自らの責任を逃れようとしますが、とんでもないことです。政治家は基本的に金銭に関わる部分は秘書に任せており(そうでない政治家もいるようですが)、秘書が犯した罪は政治家が罰を受けるべきなのです。
まして土井党首と五島秘書とは尋常ならぬ関係で、五島秘書は土井党首と同等の力を持っていることは、周知のことでした。同じ野党の立場から申し上げにくいことではありますが、国民のためにも、そして社民党のためにも、土井党首は身を退かれるべきではないでしょうか。敢えて苦言を呈します。
しかし、それ以上に罪深いのは道路公団の藤井総裁です。内部告発によって明らかにされた赤字経営体質を示す財務諸表に目をつぶり、道路公団の経営の健全性を装おうとする藤井総裁の姿は、見苦しさを通り越して滑稽でさえあります。総裁はなぜそこまで道路公団の民営化に抵抗をするのでしょうか。やはり、国土交通省(建設省)からの大量の天下りポストはそんなに魅力があるということなのでしょう。
皮肉なことに、藤井総裁が抵抗をすればするほど、国民の目にはますます道路公団の民営化は必要であると映ることになるのです。民営化の最大の功労者は藤井総裁なのかも知れません。いずれにしても、扇国土交通相は一刻も早く藤井総裁を更迭し、民営化推進の民間人を登用すべきです。
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http://www.hatoyama.gr.jp/
(以上、引用終わり)
首相の実母が明日から入院
偽装献金の原資について「私の個人資産だと信じていた」とか、実母からの提供資金について「全く知らず、元会計実務担当者からも母親からも何も聞いていなかった」とか聞いて呆れる。鳩山首相本人が知らぬうちに億単位の金のやり取りが出来るのは、鳩山母子だけだろう。
首相の実母(87歳)が目の治療のため12月2日から都内の病院に入院する。持病を手術するための入院で以前から予定されており、数日中に退院するという。”以前から予定”されていたのだろうが、下司の勘ぐりになるが、”入院の時期”は、検察の捜査や国会の状況をみて決めたのではないか、”数日で退院”するのは、延長国会が4日までだから、国会閉会後に退院するのだろう。国会が開会中に事情聴取をされれば、息子は国会で野党側の質問に答えざるを得なくなり、予算編成前に首相の責任問題と辞任論が出てくるのを避けただけか。
劇場政治の前座である”事業仕分け”が終わったが、これからが本番である。見世物は、デフレ対策、普天間基地問題、予算編成及び自らの金銭疑惑であるが、それを演じる主役は鳩山首相自身である。中身のないお下手な芝居を演じれば、命脈は尽きる。しばしの時間稼ぎのようなものか。
“子供手当て”を毎年受け取っていた政治家が“政府、内閣の使命を果たす”と言っても信用しない。首相の実母が金銭疑惑の張本人とは前代未聞、実母が検察に事情聴取されたとマスコミが報道する事態になれば国民の見方は変わる。
難問山積であるが首相に解決能力なしとなれば、金銭疑惑と共に自沈だ。「秘書が犯した罪は政治家が罰を受けるべきなのです。」 鳩山首相、私も同感。
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