党首選のトラブルと日中ハイレベル経済対話の敗北、悪いのはこの男：鳩山由紀夫だ！

さーちな鳩山氏「ボクはなんだったんでしょう」
　　８月３１日午後、衆院第１議員会館の菅首相の事務所に、前原国土交通相ら菅氏陣営の幹部が勢ぞろいした。菅氏は言い切った。「あらかじめ人事の話をするのは、国民からみて容認できない」。菅氏は小沢一郎前幹事長との全面対決を避けるため、「脱小沢」路線の転換を迫る小沢氏陣営に屈するのでは――。そんな前原氏らの懸念は、払拭された。約２時間後、党本部で行われた菅、小沢両氏の会談はわずか３０分で終了。直後に両氏は出馬表明した。
　　それでも、ぎりぎりまで「小沢氏不出馬」の見方が消えなかったのは、菅氏、小沢氏、鳩山前首相の「トロイカ体制」に、輿石東参院議員会長を加えた「トロイカ＋１」の重視で、両陣営が一致していたからだ。　最初は、小沢氏のアイデアだった。「挙党態勢をきっちりやると言うのなら『トロイカ＋１』だな」。小沢氏の意を受けた輿石氏が３０日、菅氏に「受け入れる腹はあるか」と詰め寄ると、菅氏は「ある」と応じた。同日夜の菅、鳩山両氏の会談でも「トロイカ＋１」で一致、対決回避との楽観論が広がった。
　　だが、同床異夢だった。　菅氏は３１日、陣営幹部に「何かあったら相談するという意味」と、「トロイカ＋１」は実権のない「顧問会議」のようなものと解説。これに対し、小沢氏の「トロイカ＋１」は、政策からカネまで党運営すべてに拒否権が発動できる「最高幹部会議」。菅氏側には３１日になって、小沢氏側が具体的なポスト提示を求めているとの情報も伝わった。
　菅氏がのめる話ではなかった。「４人で会えば密室談合と批判される。２人で会う」。菅氏は３１日午前、前夜に了承していた４人での会談を拒否、小沢氏との１対１の会談に臨んだ。
　　一方、「仲介役」を買って出た鳩山氏は３１日夕、周辺に「ボクはいったい、何だったんでしょうね」とぼやいた。首相を退いたばかりの鳩山氏の行動が混乱を増幅させた面は否めない。ある中堅議員は切り捨てた。
  「宇宙語しか話せない伝書バトはダメだ」
　　　　　　　(2010年9月1日06時45分 読売新聞）

鳩山会談】温首相、菅首相の早期訪中を招請
　・・・・・・・鳩山は「温室効果ガス」削減技術の
　　　　　　　中国への供与を表明
　　中国を訪問中の民主党の鳩山由紀夫前首相は８月１７日、温家宝首相と北京市内で会談、 地球温暖化対策など環境分野での連携を中心に意見交換した。温氏は菅直人首相の早期訪中を招請した。
  鳩山前首相の訪中は、５月末に来日した温家宝首相の招待に答えたものである。中国の狙いは、胡錦濤が主導する 曹妃甸工業区の造成事業に日本の協力を取り付けるため鳩山に”働いてもらう”ためである。
　　曹妃甸工業区は、「環渤海経済圏」に位置し、北京と天津に近い河北省唐山市の沿海に造成されている国家プロジェクトで、小平の深圳経済特区、江沢民の上海・浦東新区に続き、「循環型経済」を目指す胡錦濤が主導する政治プロジェクトと位置付けられ、鉄鋼、石油化学工業を中心とした広大な敷地に、日本企業の持つ省エネ・環境技術を導入した「中日エコ工業パーク」を造成したいと、中国政府が盛んに日本側に働き掛けているものである。
　 ８月１７日、北京・中南海紫光閣で、民主党議員を引き連れて曹妃甸を視察した鳩山前首相「曹妃甸視察はわれわれに深い印象を与えた。日中間のエコ・環境保護・省エネ分野における協力の潜在力は巨大で、展望は広がっている」と河北省唐山市にある環境重視型の工業区に進出する日本企業への支援策を、日本政府と民主党で検討していく考えを伝達すると語り温家宝首相を喜ばせた。また、中国に温室効果ガス削減に向けた技術供与を行い、両国間の協力拡大を目指す意向も伝えた。
　　　   中国は”引退”するはずの鳩山を煽てて使う！　　　
　　　　　中国にとって鳩山ほどありがたい人物はいない。 　　　
　　　　　　　　　　
　　温首相との会談は、鳩山氏が首相を辞任する直前の５月３１日以来。鳩山氏は首相経験者の立場から、重視する「東アジア共同体」構想推進などに取り組む姿勢だ。鳩山氏は民主党議員でつくる「日中環境協力推進議員懇談会」会長として訪中し、この日は唐家セン元国務委員とも会談。
　温首相との会談には中山義活前首相補佐官らが同席した。

鳩山の二重外交で敗北：「日中ハイレベル経済対話」
　　日中両国の閣僚によるハイレベル経済対話が北京で開かれた。主要議題は、ハイブリッド車や省エネ家電の部品などに使用されるレアアースを、日本企業がどう確保するかだった。世界の年間生産量１２万トンのうち、中国産が９割強を占める。日本は約３万トンに上る年間需要量の９割を中国からの輸入に頼る。
　ところが、中国は最近、レアアースを戦略物資ととらえて、輸出を抑制し、資源を囲い込むため今年のレアアースの全輸出許可枠を前年比4割減の約3万トンとする方針を決めた。輸出規制で供給不安が高まり、価格は急上昇している。自動車、電機業界などにとっては、供給不安と価格高騰のダブルパンチとなり、ハイテク製品の生産への影響も懸念される。
　　   中国の自信の背景 
　　　　　  日本経済は、困難に直面しているし・・・・
　　　　
          日本国債の保有高は急拡大
         日本の国債を買う＝”金融の原子爆弾”を保有したのと同じ、
　　　しかも英国に次いで第２位だ。概算要求で赤字国債の発行必至、
      引き受けるのは中国か？ 
　　

　　経済対話では、日本が中国に対し、環境省エネ技術の支援を強化する点で合意した。中国は、レアアースの輸出に関して日本に譲歩しなかった。日本が中国に譲歩しただけで終わった。
　　　　中国はレアアースも賃金も譲歩しなかった！
　　　　　　
　　日中ハイレベル経済対話の前に訪中した鳩山が温家宝首相と会談し、「温室効果ガス」削減技術の中国への供与を表明した。この時点で中国は欲しいものを手に入れた。中国は、日中ハイレベル経済対話で譲歩する必要は無かった。閣僚による日中経済対話と別に政府の一員でもない鳩山が、中国と交渉した“二重外交”の失敗である。
　　　　　中国が妥協したのは訪日旅行業務だけ！　
                     日本の旅行会社は参入できない。
　　　　　　　　儲けるの中国の旅行会社だけ、馬鹿な話。 　　　　　　　　
                
中国は鳩山の政治家としての資質の無さと
　　　　　夫婦の軽薄さを最大限利用する
　　香港の『大公報』は、去年の夏、衆院選の激化につれてマスコミから「ネクスト・ファーストレディー」と呼ばれる鳩山幸夫人が注目され始め、2人の普通ではない「略奪婚」や、鳩山幸が中国生まれだということにまで関心が及んでいると報道した。
　それによると、鳩山由紀夫は１９７０年に東京大学工学部を卒業して米国スタンフォード大学に留学、その時に鳩山氏の両親はシカゴで日本料理店を開いていた日本人夫妻に息子を頼むが、思いもよらないことに鳩山由紀夫はその夫妻の弟の妻である幸を見初め、結局、幸は離婚して１９７５年に鳩山由紀夫と再婚した。鳩山幸は１９４３年に上海で生まれ、神戸で育った。１９６０年代に宝塚歌劇団の団員になり、その後は退団して米国に留学している。鳩山由紀夫が話す幸夫人は、自分の政治生涯の「礎」であり、帰宅すると非常にリラックスし、彼女はエネルギーを補給する基地なのだそうだ。幸は最近の取材でこう答えている。「自分は好奇心が強く、なんでも試してみたい人間なのです。私の人生で実現できない夢はなく、今、一番したいことはプロデューサーになることです」。
　夫婦の倫理観のゆがみ、軽薄さは、”敵”に衝け入る隙を与える。
　更に、最近の中国紙に見える鳩山由紀夫の評価は次のようなものである。鳩山は、政治家としての資質が欠けていることが大きな弱点である。鳩山には政治的な強い指導力が足りない。鳩山は小さい時から、ずっと可愛がられ、何の苦労も経験しなかった。国会議員になるための選挙区の票田も父親から継承したため国会にすんなりと入ることができた。
　こうなると、鳩山は、問題を考えたり、対策を決める時、理想主義的な部分に偏って、現実主義の部分は逆に足りなくなる。例えば、「東アジア共同体」を提起したが、中国や周辺各国と相談することもなく、自分だけで考えて提起したのだ。結局、「ユートピア」に終わってしまった。中国は“友愛”を説く鳩山を利用するため、理解したようなそぶりをしているが、具体的な反応をしたことはない。
　また、鳩山は学者の出身であり、アメリカ留学から帰ってから、３８歳まで大学教授を務めた。鳩山氏の半分は学者だ。だからこそ、自身は学究臭さが濃厚で、政治家らしさはほとんどない。当然、中国にとって、これは鳩山氏の利用しやすい”よい”一面である。性格は単純で、分かりやすいように見える。食うか食われるかの日本政治では、鳩山氏は鰐になれず、逆に山羊になる。　鳩山はついに完全に追い詰められる前に、メンツを保つため自ら下りると明言した。
　辞職で最も”辛い”思いをしたのは鳩山自身ではなく虚栄心が強い軽薄な妻：幸である。鳩山幸は、首相公邸を飾るために、全精力を費やした。バスルームのカーテンまでも手作りだという。思いもよらず、わずか８カ月で、引っ越すことになった。なんと“痛ましい”ことか。・・・という記事が上海の新聞に載っていた。
　このような軽薄な人は、他人にチヤホヤされなかったり、迎合してもらえない生活は・・・・・・恰も、鳩山は中国から帰国直後、軽井沢の別荘で取り巻き連中に囲まれて談笑していたように・・・・・・耐えにくいだろう。
     　　　　鳩山、カネは有るが政治的資質は無い
　　　　　　　　　　いつも人に囲まれ、ヨイショされたい体質
         
   鳩山由紀夫の“おめでたさ”だけでも、煽てて利用することができるが、鳩山の妻は更に利用しやすい。”煽てとモッコに乗りやすい”夫婦のようである。訪中時、記者会見で菅首相の政治には“友愛”が見られないとか言っていたが、中国側から“友愛外交”に力を入れるよう煽てられたのではないか。“飛んで火にいる夏の虫”。愚か者が国を売る。
　鳩山氏「ボクはなんだったんでしょう」。いつまでたってもこの人物は、己の馬鹿さ加減が分からないようだ。 党首選のトラブルと日中経済対話の敗北、どちらも悪いのは鳩山由紀夫だ！