最近思ったんだが、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」に出てくるゾンビの(当時の人々に
とっての)新しさって、「幽霊のような存在なのに、肉体がある」って事だったのかなぁ……と。
普通は「死んだ人間が現世に災いをなす」とくれば、フワフワとして半透明で、現れてはフッと消える霊魂の仕業、となる所を、もろに死体そのものが蘇って、しかも、霊魂どころか生前の知性とか記憶とか精神的なものは、ほとんど残っていない……ただウロウロして人間を見つけると寄ってたかって脳みそを食らう……
この訳の分からなさが、生前の恨みとか何とか分かりやすい理由をもってこの世に帰ってきた幽霊なんかより、かえって気持ち悪かったのではないか。
(夏なのに冬の写真 - ニコン P7100)