ツイッターのダイレクト・メッセージまわりのルールが、相次いで変更になるらしい。
第一にフォローしていない相手からもダイレクト・メッセージが受信できるようになった。
これは既に仕様変更済みだ。
ただし、
「設定」→「セキュリティとプライバシー」から、
「すべてのユーザーからダイレクトメッセージを受信する」にチェックを入れなくてはいけない。
デフォルトでは無効になっている。
つまり一般の人にはオススメしないけど、無制限にダイレクト・メッセージを受け取りたい人は、どうぞ、というスタンスだろう。
企業アカウントの管理者にとっては便利になったかもしれない。
第二に……信じられないことに……ダイレクト・メッセージに限り、140文字の制限が、この7月から解除されるらしい。
これは、ちょっと、ツイッターの存在意義に関わるルール変更かもしれない。
まあ、ツイッター運営者側としては「あくまでダイレクト・メッセージに限っての話ですよ」というスタンスなのだろうが……。
一説によると、文字ベースのリアルタイム・コミュニケーション・ツールとして、最近ツイッターは「ライン」にシェアを奪われ始めているらしい。
私個人は、正直、今のところラインの必要性を感じていないので手を出してはいないが、職場の若い女性たちなんかは、暇さえあればラインと言う感じで、ひところの「若者はみんな、いつでも、どこでもツイッター」から「若者はみんな、いつでも、どこでもライン」という感じになりはじめている。
このことに、ツイッター運営者側が危機感を募らせていても不思議ではない。
もともとツイッターと言うのは、相手を選ばず全世界にツイートを発信するというのが本分で、
ダイレクト・メッセージというのは、メインのツイート機能のオプション的な、おまけ機能だったわけだが、今回それを強化して、1対1、あるいは、多対1の比較的、小範囲・高密度なコミュニケーション機能を強化する策に出たわけだ。
つまりダイレクト・メッセージを「ツイッターの使い方の一つ」から「独立した機能」へ格上げするというわけだ。
フェイスブックも、アメリカなんかでも10代の若者を中心に興味が薄れ始めているというし、この業界の諸行無常・盛者必衰、おごれる者も久しからず状態は、相変わらずだなあと改めて思う。
あるサービスが始まる→
その時点での若者が飛びつく→
やがて、その若者も成長しユーザーの高齢化が始まる→
別のサービスが始まる→
その時点での若者が飛びつく
……以下、無限サイクル
と、いった所か。
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