まこっちゃんのリフォームまでの軌跡

1人暮らしの我が家のリフォームといろんな事のブログ

旅のネタ10

2007-01-28 22:10:24 | 旅行
オルセー美術館の続きです。


ショッキングなエロスの展示コーナーを抜けて、
私たちは、つぎつぎと有名絵画を見て行きました。モネ、ドガ、マネ等の私が好きな絵画を見ていると、いろんな事を忘れられる気がしました。これらの絵画の説明を母親にしていると母親もふんふんと、うなずきながら絵画を満喫しているようでした。マネの「鼓笛隊の少年。」を見ながら、
「ほら、母ちゃん。このズボンのところは、浮世絵の影響を受けて、黒く縁取りをいれてあるんだよ。従来のヨーロッパ絵画では、輪郭の部分に黒く縁取りをいれるのは、いけない事で、この絵は、黒く縁取りを入れたいが為に、モチーフを鼓笛隊の少年にしたのではないか?という説もあるくらいだよ。」
「この娼婦の絵の後ろには、お相撲さんの浮世絵がかけてあるやろう。これも浮世絵をかいてあるんだよ。」
「日本の浮世絵に影響されて描かれているんだよ。」
スーラの絵を見ながら、
「これは、全部点描で描かれてあって光を点でとらえてあるんだよ。」
私は、いろいろと絵画の知識を話しながら鑑賞していると、あっという間にお昼になりました。私は、お昼はオルセー美術館で食べると決めていたのでレストランを探すことにしました。(広いんだよねー。オルセー美術館は、相当探しました。)

私には、世界中を一人で旅して回った友人がいるのですが、その友人が、
「パリに行ったら必ずオルセー美術館に行って、そこで、食事をしてみて。」
と、言ってたので迷わずにレストランに入りました。
当時、ヨーロッパで狂牛病が猛威を振るっていた頃なので、ツアーの食事に牛肉は一切無かったのです。ツアコンの説明では、
「ヨーロッパのレストランでは、今、どこも牛肉を扱っていません。」
と言うような説明をされていました。が、私は、会社に責任が発生しないように食事に出してないだけで、レストランには必ずあるはずであると思っていました。

まぁ、テロと狂牛病でツアーの会社も、旅客の安全を第一に考えると、料理に牛肉はだせないだろうし、
「夜は、出歩かないでください。」
というのは、すごく当然であるのであろうが、私は、どうしても美味しい牛肉が食べたかったので、ステーキと赤のハーフサイズのテーブルワインを注文することにしました。メニューには、多くの観光客が訪れるので、ちゃんと日本語でも書かれていました。注文しやすかった。母たちは、バイキング料理を注文して、3、4のお皿にいろいろと料理を取り分けて満足そうでした。
私のステーキは、イタリア風で、オリーブオイルで焼いてありました。大変美味しかった。赤ワインもさすがに美味しかった。私たち母子は、オルセー美術館で、ここは、パリであると感じられる昼食を満喫したのでした。
                         ・・・・・つづく


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