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・解脱というものは、それを体験したことのない人から見た場合、何か人間らしい感覚を失
って、無味乾燥な世界に入ってしまうかのように誤解されていることがありますが、事実は
全く反対で、それが余りにも素晴らしい体験であるために、地上でのどんな出来事にも、大
した魅力を感じなくなってしまうだけのことなのです。普遍意識は絶対的な平安ですが、何
の刺激もない退屈な状態等では決してなく、次から次へと溢れる喜びが込み上げてくる、生
命のエネルギーに満ちたダイナミックな平安とでも言うべきものです。
・普遍意識を一瞬覗き見した状態(サヴィカルパ・サマーディ)ではなく、二十四時間普遍
意識の中に在ることができる状態(ニルヴィカルパ・サマーディ)にまで進化した魂にとっ
ては、この地上における表現もまた、至福の中で行うことが可能に成ります。勿論このよう
な魂であれば、地上の出来事に一喜一憂するようなことはなく、外界の出来事が何であろう
と、内なる喜びしか感じられなくなるのです。
・ひとりの人間(もう少し正確にいえば、ひとつの魂)は、その意識の進化に応じて、それ
よりも低いヴァイブレーションを支配している自然法則から解放されていきますが、普遍意
識のレヴェルでは、地球という特殊な表現の場を形成し、魂の進化に必要な環境を現象化す
るために、地球上を支配している物理的及び精神的な自然法則から完全に自由に成り、逆に
この自然法則を自ら決め、司る側に移ります。つまり、普遍意識は地球レヴェルの神として
の位置に在るわけで、この意味では、キリスト教にある「神の唯一の息子」と言う表現は、
実質のある言葉なのです。
・転生(生まれ変わり)や、自分の行ったことが自分に返ってくる、いわゆるカルマを現象
化している法則も、この普遍意識のレヴェルでは消滅し、地上という迷妄の視点、すなわち
自分を肉体に限定された個人であると思い、外側の出来事に反応して心が造り出した、様々
な感情や想念の動きを事実と誤認している状態から離れて、総ての状態を正しい視点から眺
めることができるように成ります。
(「黎明 上巻」より)
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ここで言われている「解脱」や「進化した魂」とは、向こうの世界の構図に照らし合わせる
と、すでに幽界を卒業し、霊界レベルに達した魂です。という事は、何か事情が無い限りは、
もう地上へは転生してこないレベルの魂ということでしょうか。カルマの返済すら終えてい
るとうことでしょうか?地上生活中に、ここまで魂を進化させることはできるのでしょうか?
このような高いレベルでの内容は、私的には、とてもイメージ難いのですが、「あるヨギの
自叙伝 パラマハンサ・ヨガナンダ (著)」 の中のスリ・ユクテスワによる霊界通信があり
ますので下記に記しておきます。(地上界→幽界→霊界が一般的な向こうの世界の階層にな
りますが、この霊界通信の内容での用語は、高い幽界は霊界と見做して良さそうです。)
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スリ・ユクテスワは生前、弟子のカルマを軽減してやるために、ときおりその病の
重荷を自分の身に引き受けられたが、それと同じように、幽界においても救い主と
して、ヒラニャローカの住人たちがすみやかに進化を遂げてより高い観念界へ昇れ
るように、彼らのカルマの一部を代わりに背負ってやることを言われたのである。
(彼の仕事は、地上から昇って来た魂よりも、観念界から戻って来た魂を助けるこ
と。それが神のご命令である。)
完全に解脱した魂の中には、再び観念界に戻って、そこの住人がすみやかに観念体
に包まれた生存期間を終えて’絶対の自由’を達成するよう助力する仕事に携わる
者も居る。
ちょうど預言者たちが、地上の人々の肉体的カルマの成就を助けるために地上につ
かわされたように、わたしもまた幽界の人々の救済者として奉仕するように神から
命じられたのだ。
そこはヒラニャローカと呼ばれる星で、幽界の中でも目覚めた魂たちの住んでいる
星だ。わたしはそこで、霊的に進化した人々の幽体的カルマを取り除き、幽界での
生まれ変わりから解放されるよう手助けするのだ。ヒラニャローカの住人たちは、
すでに霊的に高い進化を遂げており、みな最後の地上生活で、自己の肉体から意識
的に脱出する能力を、瞑想によって会得したひとたちだ。地上の生涯で、サビカル
パ・サマディを超えてさらに高いニルビカルパ・サマディの段階に達した者でなけ
れば、このヒラニャローカに来ることはできない。
ヒラニャローカに生まれて来る人たちは、地上で死んだ人々のほとんどが行かなけ
ればならない普通の幽界の生活をすでに卒業して来た人たちだ。かれらはここで、
前の幽界生活でまいたカルマの種子を完全に取り除くのだ。(地上から来て、まだ
地上のカルマを少しでも身につけている魂は、ヒラニャローカのような高い幽界の
星にすぐに昇ることはできない)
・解脱というものは、それを体験したことのない人から見た場合、何か人間らしい感覚を失
って、無味乾燥な世界に入ってしまうかのように誤解されていることがありますが、事実は
全く反対で、それが余りにも素晴らしい体験であるために、地上でのどんな出来事にも、大
した魅力を感じなくなってしまうだけのことなのです。普遍意識は絶対的な平安ですが、何
の刺激もない退屈な状態等では決してなく、次から次へと溢れる喜びが込み上げてくる、生
命のエネルギーに満ちたダイナミックな平安とでも言うべきものです。
・普遍意識を一瞬覗き見した状態(サヴィカルパ・サマーディ)ではなく、二十四時間普遍
意識の中に在ることができる状態(ニルヴィカルパ・サマーディ)にまで進化した魂にとっ
ては、この地上における表現もまた、至福の中で行うことが可能に成ります。勿論このよう
な魂であれば、地上の出来事に一喜一憂するようなことはなく、外界の出来事が何であろう
と、内なる喜びしか感じられなくなるのです。
・ひとりの人間(もう少し正確にいえば、ひとつの魂)は、その意識の進化に応じて、それ
よりも低いヴァイブレーションを支配している自然法則から解放されていきますが、普遍意
識のレヴェルでは、地球という特殊な表現の場を形成し、魂の進化に必要な環境を現象化す
るために、地球上を支配している物理的及び精神的な自然法則から完全に自由に成り、逆に
この自然法則を自ら決め、司る側に移ります。つまり、普遍意識は地球レヴェルの神として
の位置に在るわけで、この意味では、キリスト教にある「神の唯一の息子」と言う表現は、
実質のある言葉なのです。
・転生(生まれ変わり)や、自分の行ったことが自分に返ってくる、いわゆるカルマを現象
化している法則も、この普遍意識のレヴェルでは消滅し、地上という迷妄の視点、すなわち
自分を肉体に限定された個人であると思い、外側の出来事に反応して心が造り出した、様々
な感情や想念の動きを事実と誤認している状態から離れて、総ての状態を正しい視点から眺
めることができるように成ります。
(「黎明 上巻」より)
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ここで言われている「解脱」や「進化した魂」とは、向こうの世界の構図に照らし合わせる
と、すでに幽界を卒業し、霊界レベルに達した魂です。という事は、何か事情が無い限りは、
もう地上へは転生してこないレベルの魂ということでしょうか。カルマの返済すら終えてい
るとうことでしょうか?地上生活中に、ここまで魂を進化させることはできるのでしょうか?
このような高いレベルでの内容は、私的には、とてもイメージ難いのですが、「あるヨギの
自叙伝 パラマハンサ・ヨガナンダ (著)」 の中のスリ・ユクテスワによる霊界通信があり
ますので下記に記しておきます。(地上界→幽界→霊界が一般的な向こうの世界の階層にな
りますが、この霊界通信の内容での用語は、高い幽界は霊界と見做して良さそうです。)
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スリ・ユクテスワは生前、弟子のカルマを軽減してやるために、ときおりその病の
重荷を自分の身に引き受けられたが、それと同じように、幽界においても救い主と
して、ヒラニャローカの住人たちがすみやかに進化を遂げてより高い観念界へ昇れ
るように、彼らのカルマの一部を代わりに背負ってやることを言われたのである。
(彼の仕事は、地上から昇って来た魂よりも、観念界から戻って来た魂を助けるこ
と。それが神のご命令である。)
完全に解脱した魂の中には、再び観念界に戻って、そこの住人がすみやかに観念体
に包まれた生存期間を終えて’絶対の自由’を達成するよう助力する仕事に携わる
者も居る。
ちょうど預言者たちが、地上の人々の肉体的カルマの成就を助けるために地上につ
かわされたように、わたしもまた幽界の人々の救済者として奉仕するように神から
命じられたのだ。
そこはヒラニャローカと呼ばれる星で、幽界の中でも目覚めた魂たちの住んでいる
星だ。わたしはそこで、霊的に進化した人々の幽体的カルマを取り除き、幽界での
生まれ変わりから解放されるよう手助けするのだ。ヒラニャローカの住人たちは、
すでに霊的に高い進化を遂げており、みな最後の地上生活で、自己の肉体から意識
的に脱出する能力を、瞑想によって会得したひとたちだ。地上の生涯で、サビカル
パ・サマディを超えてさらに高いニルビカルパ・サマディの段階に達した者でなけ
れば、このヒラニャローカに来ることはできない。
ヒラニャローカに生まれて来る人たちは、地上で死んだ人々のほとんどが行かなけ
ればならない普通の幽界の生活をすでに卒業して来た人たちだ。かれらはここで、
前の幽界生活でまいたカルマの種子を完全に取り除くのだ。(地上から来て、まだ
地上のカルマを少しでも身につけている魂は、ヒラニャローカのような高い幽界の
星にすぐに昇ることはできない)

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