月の都 太陽の檻

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『月の都 太陽の檻』
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【四国リベンジ②b】カルストの戦友

2022-08-02 13:19:11 | travel

ちょっと間が開いてしまったが。小説UPと交互にでも続けて紀行を掲載できたらと思う。

 

七月二十四日。午後の部。

松山でお昼を頂いた後は、若干南下。一路、四国カルストへ。

せっかく朝早く出たのに、俺が行きたいところを優先してくれたから、カルストへ行くのは午後になってしまった。だけど、何も言わずにドライブを楽しんでくれる旦那にはいつも感謝。

山中は、ずっとこんな調子。

譲り合い運転しかできない道幅だから、一回混雑するとにっちもさっちもいかなくなるんだろうな。けど、タイミングが良かったのか、渋滞はなかった。

俺達の後ろには白のアルファード。岡山ナンバー。

日夏「絶対目指す場所同じだよね」

旦那「ここから先は限られてくるからなあ」

山道運転したことある方はお気づきだろうが、こういう道路を行く場合、ケツに付いている方が楽。旦那は貧乏くじを引いたわけだけど、途中(山中のため)ナビが迷走を始めて、三叉路で立ち往生してしまった。

旦那「看板、どっちだった?」

日夏「左」

旦那「ナビ、右になってるな」

日夏・旦那「「あ」」

脇に寄ってハザードを点けてたら、なんとまあ、そこからは岡山ナンバーが先導してくれることに。

軽くクラクションを鳴らして前に出てくれ、左へ。そしてまた、運転が巧い! 山中の運転は経験が物を言うと思うが、とにかく危機回避能力が高い。前方から車が来るのをだいぶ先に察して、すれ違う場所を的確に誘導してくれる。

日夏「凄いな…あの岡山ナンバー」

旦那「すれ違ったときドライバーと目配せしたけど、俺よりちょっと年上の男性だったよ」

日夏「ありゃ旅慣れてるね。(ハンドル捌きに)迷いがない、この狭い道で」

旦那「ホント! 助かる!」

日夏的には、旦那も相当腕が立つと思ってる。けど、滅多に人を褒めない旦那氏が言うんだから、間違いがないんだろう。

四国カルストへ着いて、駐車場はたまたま隣に車を並べたら、

夫さん「いやあ~~~、凄い悪路でしたね」

日夏「とは言え凄く助かりました、先導ありがとうございました!」

夫さん「いえいえ、こちらも途中楽させて貰ってたんで。お互い様です」

旦那「ありがとうございます、ここ、どうしても来たかったんですよ!」

奥さん「私たちもです。あらまあ、湘南からいらしたの! 遠かったでしょう~!」

日夏「私はおんぶに抱っこで楽でしたが」

夫さん「あはは。今度は秋吉台にも来て下さいよ」

日夏「それ山口でしょう、他県ですって」

奥さん「ふふ! ここに似て素敵なところだったから。是非!」

旦那「はい。機会を見つけて、是非!」

 

一期一会。

旅は本当に、楽しい。

お互いに「良い旅を」とエールを送って、またそれぞれの道に別れてく。

今頃…あの夫婦も写真整理をしてるのかも知れないなw

 

四国カルスト。

ライダーやドライバーのメッカ。どこまでも続く山脈(やまなみ)と自由に牛さんが闊歩する自然の牧場。標高が上がって一気に曇り空になってしまったけど、空気が爽やかで気持ちよかった。

 

深呼吸をして、のんびりと散策した後は、ホテルへ。

この日は「ホテル星羅 四万十」さん。

 

客室から四万十川を望む

四万十川ではカヌーや川下りやアクティビティも色々あるそう。

残念ながら俺達はそれらは全く予定になかったけど、四万十川を楽しむためだけに来るのも、夏場はいいかも知れないね。

 

夜はまあ想像に難くないだろうw 呑兵衛二人。

ただ、四国の酒については、明日(二十五日分)の旅程で語ることにするよ。

星空を楽しみにしてたが、こちらもちょっと、残念だったな~~。

 

四国ではカツオも食べ尽くして帰るぞ! と思ってたんだが。

星羅さんでは「たたき」を頂きましたん♪

カツオの話も、明日の旅程でかな~ww

 

まだまだ続く。

 



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