長くなりそうだから、感想は三つに分けることにした。まずは其の壱。
『Ufotableさんが今、やろうとしていること』(以下、敬称略。陳謝;;; 勢いで書くぜ!)
※あくまでも、日夏の個人的感想です。ご留意をば※
Ufotableは今、新しい歴史を作ろうとしている。否、かつての「アニメ」を取り戻そうとしている。
これまでテレビ業界が作り上げてきた「テレビ制作者側主導」の概念を、打ち破ろうとしている。
…昨日、ぶっ続けで32分放映し続け、かつ、続編を『刀鍛冶の里編』と言い切った点と、全話全力で駆け抜けた制作陣の「遊郭編」それを思った時、まず、上の二行が浮かんだ。
そして思う。先に言っておきたい。
次の放映は、「お前ら(Ufotable)の戦いに賛同するぜ! 全力で応援するからゴールデンタイムを存分に使え!」と、彼らの熱意と決意に賛同してくれるCNに、是非、放映権を勝ち取って貰いたい。
これが、もし、「遊郭編」という言葉に惑わされた世間と、「遊郭編で成果を出したらゴールデンで放映してやるよ、次(ぐへへへへ)」とフジの裏事情があったとしたなら、如何な大人の事情とは言え、ちょっとね。腸煮え返るな。
そう、今、Ufotableは戦ってるんだと、俺は、思う。
かつて、アニメは視聴者と、アニメーター達のものだった。
何のアニメだっていい、奇想天外な、自由奔放なストーリー、動く絵に声が吹き込まれる感動。
初代マクロスの戦闘シーンは手書きだった。 今の若い子はしらんかも知れないが、宇宙戦を手書きで描くことの大変さ、想像しうるだろうか。一本一本、線を引いていくんだぞw ビームとか。
あの当時、それはもう、一世を風靡した。作画に感動し、世界観に没頭し、…まあ素人声優さんにもちょいと笑い。
ロボット物にも夢を抱いたり、「歌姫」やら「合体」やら「異世界」やら、今のアニメの原点は、あの時代のアニメーター達と、それを応援していたヲタ達が、積み上げてきた物だ。
それがいつの間にか、テレビアニメは視聴率競争にシフトされ、人気作は原作に追いつくからと無駄な話を組み込まれ、クールという概念が出来ていった。視聴者達も「仕方ない」と、どこか諦め、顔のドアップがテレビ画面一杯に映されようが、原作にはないキャラクターたちが好き勝手しようが、
「まあ。仕方ない」
この一言で、片付く時代になってしまった。…そういう風に、作る側も見てる側も最初は刷り込まれ、今では普通にそう、思うようになった。
だけど。
「アニメって、そう言うもんじゃないよな?」
Ufotableは、「鬼滅の刃」という作品を通して、その一石を投じた。
作る側の熱意と、原作を大事に思うファン達の願いを携えて、この腐った常識を打破するべく、立ち上がったと言ってもいい。そういう風に、俺は感じる。
テレビ業界が「実績がなくちゃねえ」というなら「作り上げてやろうじゃないか!」と、魂の籠もった作画や声を描き続けた。たとえ話はコンパクトに纏めようとも、作品に対する「熱意」と「敬意」は描いたモノ・生みだしたモノに込められ、視聴者はそれを本能で受け止めた。「凄い!」その一言がついてきた。
実際、毎週アニメは作画やら声優やらの話で盛り上がり、トレンド入りした。広く、Ufotableの名前も知らしめていった。
最終回をCMなんぞで切らせずに、32分放映した事へのチャレンジ。
クールなんぞに縛られず、遊郭編同様、原作的には短い「刀鍛冶の里編」を「柱稽古編」と纏めずに、「刀鍛冶の里編」と言い切った根性。
作り上げた物に対する誇りと、決意が、ここに滲み出ていると感じた。
「アニメーター達よ、このままでいいのか!? テレビ業界に搾取され続けるアニメ業界でいいのか!?」
って、叫んでいるような気がしてならない。
そして、かつてのワクワクを取り戻すために、今、必死で、描いてくれているのだと…感じた。強い思いを感じた。だから、涙が止まらなかった。感謝しかなかった。
そうして。話は最初に戻るよ。
Ufotableは今、新しい歴史を作ろうとしている。否、かつての「アニメ」を取り戻そうとしている。
これまでテレビ業界が作り上げてきた「テレビ制作者側主導」の概念を、打ち破ろうとしている。
そして思う。
次の放映は、「お前ら(Ufotable)の戦いに賛同するぜ! 全力で応援するからゴールデンタイムを存分に使え!」と、彼らの熱意と決意に賛同してくれるCNに、是非、放映権を勝ち取って貰いたい。
ま。ゴールデンタイムじゃなくても観るけどね! 鬼滅が大好きだからね!
だけど、全力で応援したい。製作者陣。声優陣。アニメに関わる全ての方を。
皆、観てるよ。
鬼滅の刃という作品を通して、Ufotableがやろうとしていること。切り拓こうとしていること。そして、作品同様、彼らの熱意が次のアニメーター達に繋がり輪が広がっていくことを、願って止まない。
「鬼滅の刃 遊郭編」は、そんな製作者側の決意と戦いをも感じさせる、回だった。
…ありがとうm(_ _)m
次は、遊郭編そのものの感想。
なんだけど、お腹空いたし仕事上がりだし。ま、のんびり更新していく。サイトの更新もあるしね! コメレス・ブロガーさん巡りちょい待って~~~~!ww←