これはWさんから聞いた話です
今から10年ぐらい前にWさんはよく近くの大きな川の土手へウオーキングがーやジョギングに行っていたそうです
時間は早朝が多かったのてすが、猫を飼うようになって、もっぱら朝は猫のお世話があるので、日が暮れてから行くことが多くなったそうです
それは夏の暑い日の夕暮れでした
家を出たときはまだ明るかったのですが、いつもより少し遠くへ川下の方へいったので、折り返しかえってくるときには暗くなっていました
スタート地点の橋のところまではたときに、川の水辺のところになか動物のようなものがうろうろするのが見えました
猫のように見えたので土手を降りて近づいていきましたが、その場所にはなにもいませんでした
ただ、白いビニルのようなつやつやした紙が落ちていました
その紙がひらひらしていたのかもと思い土手にもどって帰路に
土手からご自宅までは200mほどで5分ぐらいでつきますが
その日は遠くまでいったせいか体がだるくなかなか家につかない
それどころか周囲の景色に見覚えがない、自分の感覚ではもうコンビニの前についていていいのですが、コンビニでころか民家する見えない、道の両側は記憶にない森のようなものが続いていて、道を間違うはずはないと思いつつも土手に戻ることにしたそうです
土手に戻るといつもの風景が、戻ってきた道を見るといつもの道と風景が、コンビニの灯りも見えていました
また、水辺で気配が、そこには一人の人が男性とも女性ともつかないぼーっとした灯りのようなものに包まれた、かなり大柄な人がたっていました
なんとなく不気味さを感じてそのまま土手を下りて今もどってきた道へ
こんどはコンビニの前をとおり自宅にすぐにつきました
いったいさっきのはなんだったのか
水辺の大きな人はなんだったのか
翌日は朝早く日の出とほぼ同じくせにいの時間にその川辺の土手へ
パトカーが止まっていて、昨日人がたっていたあたりに黄色テープがひらひらと
見ていると警察官が近づいてきて
「よくここでランニングしているのですか?」と
「はい」と答えると
「昨日のこの時間もきてましたか?」と
「昨日は夜だったので」
「そうですか」と
昨日の夜のことを話そうかと思ったのですが、聞かれていないし、変なことがあったのでそのままその場をはなれました
また、翌日にそこで遺体が見つかったことがわかりました
これば黙っていたはいけないと思い警察へ
でも、遺体が見つかったのは先週のことで、昨日は現場には警察はいっていないし、規制線の黄色いテープは先週からはれたままになっていたそうです
なにがなんだかわからないWさんは
それ以上のことはやめて帰宅しました
家についたのは午後0時、ちょうどお昼でした
気を取り直して自宅のドアを開けると
水辺でみた白い大きな人のようなものが目のまえに
気を失ってしまったそうです
気が付いたのは娘さんが帰宅した19時ぐらい・・・
ただ、そこには30cmはある大きな靴跡が残っていたそうです