











金魚鉢、チューリップのような丸く、上が波打っていて
IさんはH県にお住まいでした
わたしもいちどお邪魔したことがありますが、港町の雰囲気のあるととてもよいところでした
Iさんのお宅は祖父の代からお住まいで、建物は戦後に建てられたものでした
平屋建てですがかなり広い建物でした
Iさんは石油関係のお仕事をしており、2ヵ月に1回は中東と米国へ行くということもあり、お家をふけることも多かったのです
Iさんが出張のときは娘さんと奥様と2匹の猫がお家にいることになります
中国に出張しているときにたまたまわたし一緒だったのですが、そこへ奥様から電話がはいりまして、詳しくは聞かなかったのですがあわてて帰国しました
わたしも2週間ほどして帰国し、Iさんに連絡すると
ご自宅でおかしなことが続いているのでいちどきてもらえないかと
わたしでよければというこで、A島に仕事にいった帰りに寄ることにしました
Iさんと奥様が駅まで迎えに来てくれて、そのまま南京町で夕食を
そこで話を聞きました
今はご自宅には住んでいなくて、近くにアパートメントを借りて引っ越している状態ということでした
その原因が
わたしといっしょに中国にいるときにご自宅でおかしなことが起こりはじめたそうです
奥様が自宅にもどるといつものんびりしている猫が2匹で走り回っているのがはじまりでした。
娘さんは仕事で京都の方へ行くことが多く、そちらにアパートメントを借りて引っ越ししていて週末だけかえってくる状態だったそうです
猫しかいなきずのお宅にだれかがいる気配がする
とくに音とかするわけではないのですが、猫がいきなりリビングから書斎へバスルームへ寝室へと走り出すことが増えて
また、だれもいないリビングのテレビがついていたり
長い間使っていなかった食器がテーブルの上に出ていたり
ただ、気持ち悪いというだけでそれ以上でもそれ以下でもない状態でしたが、奥様は不安でIさんを中国から呼び戻したわけです
その後も同じようなことが続いて
ついに、それが
一回目はご夫婦でリビングにいると2匹の猫が窓の上にある光窓のところをじっと見つめていたのに気が付いて、そこをみると
白い顔が一瞬見えたそうです
それも見覚えのない男性の顔
二回目は大型冷蔵庫の前で猫がうろうろしていて、Iさんが冷蔵庫をあけると冷蔵庫の中にあの真っ白い顔が・・
もう、恐怖でご夫婦で駅近くのホテルへ猫をつれて移動して
翌日お家にもどり光窓と冷蔵庫を確認
当然のようになにもない、それでも気持ち悪いので冷蔵庫はすぐに買い替えたそうです。
大型のシアーズの冷蔵庫は下取りとして引き取られていきました
しかし、数日後その冷蔵庫がとあるリサイクルショップの店頭にあることを見つけてしまいました
もう見て見ぬふりふりでそのままやりすごして
そして、2週間後に空き家になっていたお隣に若いご夫婦がお引越しされてこられて、ご挨拶に
Iさんご夫婦は以前お住まいだった方も良くしっていたのですが、
お仕事の都合で売却されて海外へいかれたということで突然のお引越しだったそうです
こんどの若いご夫婦はどなたからか賃貸で入居されるということでした
その荷物の中にあの大型冷蔵庫が・・・・・・・・・