嗚呼 定年退職生活の悲哀

東京から千葉の田舎に移住。
いろんなことを天秤にかけても、移住してよかったと思います。

トイプードルの出産

2020年10月05日 23時20分24秒 | トイプードルとの暮らし
最初の赤ちゃんは5月8日に産まれました。
つまり母親のチョコの1歳の誕生日の前日です。
これは「早すぎる」と獣医さんに怒られました。


変な顔です。産まれてからしばらくは、この先本当に可愛くなるのか心配でした。まるでヘルメットをかぶっているみたい。

ソファに座っている私の右太ももを枕にプー助、左の太ももを枕にチョコがくつろいでいるのが、このころのスタイルです。
5月7日の夕方のことです。
チョコの様子が変。
時々体に力が入るみたいに震えます。

いよいよか。
お尻に入れた体温計を見ると、いつもより明らかに低い。
準備をしておいたのでそれは問題はありません。

ただチョコにとって初めての出産。
私や妻にとっても犬の出産に立ち会うのは初めて。
段々と陣痛が始まったようです。

ダーッと走って行っては、部屋の隅でうんちんぐポーズをとったり。
かと思うと、ソファに戻っては背中を丸めて鳴いている、というより唸っている。
こんなことを何回繰り返したでしょうか。
かなり苦しいのかな?

念のためにかかりつけの獣医さんに電話で確認。
万が一のために待機をしてくれるという。
その言葉を聞いて、本当に安心した。

しかし相変わらず、苦しそうにしているだけで産まれてくる兆候はない。
夜も更けてきて、日付も変わった。
妻と交代で仮眠することに。

翌朝になっても、チョコは相変わらず苦しそう。
「犬の出産は安産」なんて誰が言ったんだ、などと恨み節も出てくる。

10時頃になって、チョコはとうとう立てなくなってしまった。
そして10時45分、出産が始まりました。
妻は「見ないほうがいいよ」というので、プーを連れてコンビニへ。
二人とも夕べからロクなものを食べていないので、スタミナの付く弁当や栄養ドリンクを買いに行きました。

帰宅すると無事産まれていました。
すでにへその緒も切ったようです。
「性別は?」と聞くと「まだわからない」と。

時間をおいてまだ数匹産まれるかもしれないので、お湯を沸かしたりタオルを準備したり。
数時間待っても次の子は出てきませんでした。
獣医さんに電話で確認すると、もう大丈夫でしょう、とのこと。
結局、1匹しか生まれませんでした。


なんだかチョコも昨日までは子供だったのに、こともが子供を産んだって感じ。でも生まれたその瞬間から母性を発揮。まるで宝物のように扱います。お乳の時間になると、赤ちゃんの傍にいってゴロンと横になる。そんな姿を見ているとこちらまで幸せになります。

すでに知り合い2、3人から、産まれたら欲しい旨の要望があったのですが、まさか1匹とは思わなかったので、謝りながら連絡を入れました。
それにしても長い一日でした。
でも、生命の誕生の瞬間って、本当に厳かで今までに味わったことがない感動もありました。

でも次の感動も待っていました。
それは目が開いた日のこと。

2週間くらい経った頃でしょうか、目を見ると今にも開きそうです。


暫くすると開きました。


目が開くと同時に、私の目をじーっと見つています。
その間1分くらいだったか、もっと短かったか、それとも長かったか覚えていません。
ただ感動のあまり、私の目から涙が出たのははっきり覚えています。



目が開いてからは、動きに動き回る。
産まれたばかりのころ、本当にかわいくなるか心配したのがウソのように、日に日に可愛くなっていきます。
プー助の白色と、チョコの茶色の両方をもらって、その中間色の毛色です。
ただ両耳はやや濃いベージュになっています。

こんな感動なら、何回味わってもいいものだとつくづく思いました。
でも、お別れの日もやって来てしまいます。

プー助の奥さんをご紹介

2020年10月05日 10時30分54秒 | トイプードルとの暮らし
考えてみるとプー助しかブログに書いていませんでした。
そこでメンバー紹介です。


プー ♂
2006年9月3日生まれ 現在14歳
とても穏やかな性格で、人に向かって吠えたことは一度もありません。
誰にでも尻尾を振ってご挨拶に行きます。



我が家に来た経緯はこちらをご覧ください
名前の由来はペットショップで呼ばれていたそのままに。
これは後で後悔しました。



チョコ ♀
2013年5月9日生まれ 現在7歳
千葉に移住してから、プー助の嫁さん候補として我が家に来ました。
名前の由来は、ちょこちょこ動き回るからです。
毛の色もチョコレート色なので。



ペットショップに行ったときに、他の吠えるワンちゃんと違い無言でじーっとプーを見つめていました。
迷うことなく、プーの嫁さん候補に決定。
実はこの日、海水魚を買うためにペットショップに行ったのですが、まさか帰りに犬が車に乗って帰ってくるとは予想もしていませんでした。



白いプー助と一緒に写真に収めると、露出の関係で顔が黒くつぶれてしまいますが、本当は美人なんですよ。
優しいプーの目と比べると、ややキリっとした目ですが、東大王に出てている「鈴木光ちゃん」の目に似ています。

我が家に来た当初、主導権といいますか順列はプーが一番でその下にチョコとなっていましたが、子供を産んでからはその順位が逆転。
人間世界と同じですね。

一緒に暮らしているワンちゃんは、なかなか恋仲にならないと聞いていましたが、我が家の2匹はチョコの体の準備ができると、あっという間にFall in loveでした。