のほほんぷろぐ

音楽のことを中心に書いてます
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デキル人は・・違う。

2016年04月14日 15時53分24秒 | 音楽のこと
「デキル人」・・

色々な分野で「デキル人」はそれぞれいる。

なぜそんなに凄いことができるんだろう??

以前、とても頭のいい人の伴奏をしたことがある。

その人がヴァイオリンでコンクールを受ける時に、
私は伴奏させていただいた。

その人は・・中学3年生。

予選で失敗したけど、そこを本選で直してきて演奏してくれることを見込んで通過させてくれた。

本選の本番前に・・

「予選と同じことはしない。2回失敗したらバカだもん。」

私はハッとしました。

そうか・・二度としないと思うから「デキル」んだ。


「人前で失敗したくないから・・」
という人もいる。

だから練習して練習して・・「デキル」ようになるんだ。

自分のことを持ち出してしまうが、

私は、その当時栃木県では最年少でヤマハのグレード5級を取得した。
小学生を卒業して直ぐに受験し、一発で合格した。

私は自分が初見が大の苦手だということはわかっていた。

本番弾けなくなると手が震える。

それが嫌だから・・

3級までの問題も練習した。

即興も止まってしまったり、
いい即興ができなかったりした。

本番でできなくなったら嫌だから・・
これも3級の問題もやった。

中学2年生の生徒さんに同じ5級のグレードを受けさせたら・・・
落ちた。

持っているセンスはいいのに・・
どうしても止まったり弾き直したりする。

聞くと、一週間に1問しか練習していなかったらしい。


それじゃ受からないわ!!!


「天才は天才的な努力をする。」

恩師から聞いた言葉だ。

その通りだ!

やらない人は「デキナイ」

「デキル」人はやっている。

何の為に一生懸命やるのか・・

2016年04月14日 15時29分47秒 | 音楽のこと
先月のことですが・・

3月30日は第30回全日本ジュニアクラシック音楽コンクールの全国大会で
ヴァイオリンの伴奏をさせていただきました。

2日間の合わせをして本番。
曲はヴィターリのシャコンヌ。

ピアノの伴奏的にはそんなに難しくはないけど
合わせが難しそう。

大丈夫かな・・本番うまくやれるかな・・

4月3日はお世話になっているヴァイオリンの方の発表会。
生徒さんと、その方(講師)の伴奏をさせていただきました。

こちらはコンクールとは違い、競わない。

それぞれの曲を練習していて・・

「私は何の為に練習しているんだろう・・?」

と考え始めてしまいました。

「仕事だから?」
「コンクールでいい賞をとってもらいたいから?」
「相手の為?」
「自分の為?」
「好きだから?」
「本番失敗しないため?」

色々考えて、出た答えが・・

「自分は音楽のために研究し、練習しているんだ。
 どうすればこの曲が素敵に聴こえるか・・
 そのためだけに頑張って尽くしているんだ。」

ということです。

私は、やり始めた曲は必ず大好きになる。

好きにならないと尽くせない。

その大好きになった曲をどう演奏すれば素敵になるか研究する。

その研究結果が実現できるように練習する。

結局、自己満足の為に一生懸命やっているんだということに改めて気が付いた。

コンクールでは全国大会という舞台で奨励賞を受賞。
素晴らしい!!!

終わった後、ヴァイオリンの方には私にお願いして良かったと言ってもらえました。

発表会の後では、周りの皆さんに良かったと沢山言ってもらえました。

嬉しいことは後から付いてくる。

それを信じて無我夢中でやることが大切。