趣味人Tの伝言

日々の趣味活動についてご紹介

根室本線 金山駅

2016-12-07 07:47:03 | gallery:ランプ小屋

行程とは逆向になりますが、根室本線を滝川方面へ進みます。

滝川-新得間は山間部が多いローカル線の風情たっぷりでお気に入りの区間です。

駅名表の配置が絶妙です。訪問日は5月の連休ですが、ランプ小屋の影にまだ雪が残っていました。

このランプ小屋は明治44年(1911年)製のイギリス積みで、浦幌のランプ小屋とは同期に当たります。

火気厳禁と張り紙がありますが扉は木製… レンガ積みの弱点で扉上に亀裂が見られます。

裏手に周ってみました。駅舎までの間は柵がしっかりあるのに反対側は開けっ放しのようです。

菱葺き屋根のランプ小屋は珍しいですね。金山の他は山部でしか見たことがありません。

裏手には鉄格子付きの嵌め殺し窓が配置されています。窓枠は木製です。

2時間弱の滞在時間を経て再びディーゼルカーに乗り込みます。

次は山部へ向かいましょう

おまけ

列車の時間に余裕があったので駅周辺を散策してみました。

少し先にコンクリートブロック製の危険品庫が道端にありました。LPガス容器置き場と書いてあります。

この先のT字路にエネオスがありましたのでそこが管理している?(多分違う)

危険品庫の上の方にレンガ造りの建物が見えたので、T字路の先まで進んで正面へ周ってみました。

やや中途半端な高さが目を惹きます。おそらく蔵として使用されていたのでしょう。家紋もありました。

そういえば危険品庫とレンガ建築のカテゴリー追加したのに投稿してないなあ…

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根室本線 浦幌駅

2016-12-04 01:46:12 | gallery:ランプ小屋

JR北海道から単独維持困難の路線が発表されています。中でも根室線 富良野-新得間はよく乗車した区間でしたのでショックを受けています。自分にできることは何かないのかと考えてしまいます。

帯広から普通列車で釧路を目指す道中、浦幌で停車時間がありましたのでランプ小屋を観察しました。

レンガの積み方はイギリス積みで、製造銘板によると1911年(明治44年)製のようです。

駅開業は1903年(明治36年)ですから開業から少し経った8年後に設置されたことになります。

壁面と扉の縁は白モルタルで補強されています。鉄扉の左にあるスイッチは庫内照明用でしょうか?

レンガの目地も白いので他のランプ小屋とは見た目の印象がだいぶ異なりますね。

扉の下の方を見ると、縁のモルタルが剥がれ、中のレンガが姿を現していました。

妻面に窓はありませんでした。(背面は未確認)

レンガ建築にトタン屋根はちょっと頼りなく感じてしまいます。

おまけ

浦幌-上厚内間にある常豊駅もとい常豊信号場には立派なホームがありました。

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鹿児島本線 有佐駅(撤去済み)

2015-12-14 17:56:08 | gallery:ランプ小屋

九州には長崎や天草などレンガ造りの教会が多く残っているので、

ランプ小屋もさぞあるだろうと思いきや、実際はそうでもありませんでした。

熊本から八代に向かう途中で立ち寄ったのが鹿児島本線の有佐駅。

レンガはイギリス積みで庇の枠組みや扉は木製。瓦屋根はオリジナルと思われます。

ホームが切り欠きになっているということは油庫の脇まで側線が引かれていたのかも…

雨樋は撤去されてしまったようで、受けだけが残されていました。

駅の外から妻側を一枚。

窓には鉄格子がはめられていました。油の盗難防止でしょうか

 

2024/3/10 追記

久々に訪問したらランプ小屋が撤去されていました。

駅名標と雨量計の位置からしてこの位置にあったはずなのですが、、無念

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身延線 身延駅

2015-09-19 23:31:44 | gallery:ランプ小屋

身延駅の線路脇に建つランプ小屋です。

ホームからだとやや遠めですが確認することができました。

レンガはイギリス積みです。主要駅だからでしょうか、やや大振りな面構えです。

線路際の場合は線路と平行に建っていることが多いのですが横を向いています。

サイドの窓はやや高い位置にありますね。アルミサッシに取り換えられています。

屋根はトタンです。

やはり扉上は弱点のようでコンクリートで補修してあります。銘板は小さすぎて確認できず…

ところどころ銃痕のような痕が見られますが何でしょうね?

扉にPCB保管庫の文字を確認。PCBは絶縁油としてトランスなどに充填されるものです。

今も油庫として現役のようで安心しました。ただ反対側の窓は埋められています。

おまけ

ホームの地下道はフランドル積みでした。

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かふふ驛煉瓦ひろば

2015-05-22 17:35:25 | gallery:ランプ小屋

甲府駅にゆかりのある歴史遺産を集めたかふふ驛煉瓦ひろばは2006年に竣工しました。

かふふとはこうふの歴史的仮名遣いだそうです。甲府駅の1番線ホームにあります。

左から順に、旧甲府駅の釣鐘・旧煉瓦倉庫・旧こ線橋柱が展示されています。

跨線橋柱はランプ小屋の後ろに建っているため見落としやすいです。

以前訪問した際はライトアップされていませんでした。この方が雰囲気いいですね

ランプ小屋は妻壁を上半分のみにカットしたモニュメントになっています。他のランプ小屋に比べて大柄なのでこの展示方法は合理的なのかなあと思います。レンガはイギリス積みでした。

コンクリート壁の裏側は通路になっていて旧甲府駅の構内図が掲示してあります。

手前の床やベンチにもレンガが使われていますが、継ぎ接ぎしてあるのは残念。

地中にめり込んでいるアーチ部分は扉だったのか窓だったのか、どちらにしても妻壁でオフセットされているのは珍しいかと思います。やっぱり原形を見てみたかったです…

説明板

 クリックで拡大

釣鐘は旧跨線橋の下部に設置されていたそうで、火災の際にこの鐘を鳴らして大事には至らなかったというエピソードがあるそうです。その下にはドイツ製のレールも展示されていました。

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