ここで一般的な目立てで用いる丸やすりをご紹介します。ソ-チェンのタイプによって
太さが異なり、3.2、4.0、4.5、4.8、5.2、5.5などがあります。当方が気に入ってるのは
オレゴン製です。1本あたり300円程度だったと思います。普通はこれ1本で仕上げ
ますが、やすりの5分の1ほどを上刃の上に飛び出して研ぐ。これが基本ですが、
考えて見ればフリーハンドでやすりを浮かす状態で研げる筈がありませんね、これが
目立てを難しくしている最大の要因でもあります。
そこで、次の画像の通りやすりを挟むヤスリホルダーを用いると簡単に5分の1浮か
す状態になります。価格は1000円ほどだったか、非常に便利ですから丸やすりの
目立てを行う場合には必需品と思います。当然欠点もありますよ、刃先が見えにくい
ため直線のストロークを維持するのは非常に困難ですし、これを用いていては何年
たっても技術の向上はあまり見込めないことです。
次に、これも5分の1浮かすための補助具で、確か1300円ほどだったかも。ハス
クバーナ製ですが、刃の一個ごとに移動する必要がありますので非常に使い難いと
思います。
また、器具が邪魔して刃先を指で押さえることも出来ませんから、やすりで押されて
動きまくりとなります。こんなものを使っていては精密な目立てなど出来ません。
目立てで大切なことはソーチェンを完全固定して僅かな動きも許さないことです。