セルフハンター:自分探しの旅ガイド

心の底に眠り続ける本当の自分があなたの迎えを待っている

自分探しにとって他者は重要な存在

2015年05月22日 23時29分09秒 | 自分探しの旅ガイド -:理論
自分探しの旅では、無意識の自分に気がついてゆくことで、意識しよりよい自分へと変更してゆけるが、無意識の部分の自分を理解することは自分だけで行うことは難しい。そうした点で他者の存在がとても重要である。

他者と接することで、自分の無意識を映し出す鏡として利用することができる。他者とは成長を助け合うためのギフトだ。特に、ものの見方、意見が異なる人、ネガティブな感情を引き起こされる他者らと接する機会は自分探しの最高の学びの場である。これは人間関係が苦手な人には残念な話のように聞こえるが、苦手だと思う理由を考えてみよう。

まず理解すべき状況は、日本の集団社会である。集団社会では皆同じようになるように教育される。短期で経済大国となるというゴールに至った優れた社会ではあるが、本当の自分から遠ざけられることになった。この社会では他者と同じ言動をとることが生存には不可欠のため、無意識に必死に他者と異ならないよう小さな頃から励む。他者らに好かれることに懸命になっても、他者らに一貫性がない(昨日は白が答えだったのに今日は黒になる)からとても難しく精神的に参ってしまう。

このような生活では、「本来の自分」の存在を否定してゆき、心のそこにある牢屋に押し込み、鍵をかけ、看守に見張らせて出てこないようにする。また、人と関わりたくなくても、集団社会で植えつけられてきた孤独の恐怖に襲われる。それを乗り越えるために自分の正当化や自分の感情を麻痺させたりという間違った方法をとるとさらに問題が複雑化するので気をつけたほうがいい。

通常、大半の人は意見や趣味が同じ人を友人として選ぶ傾向がある。そうした人たちの中に身を置き、互いに同じ方向に進んでいることで自分がずれていないと安心する。さらに基本的に日本人は面と向かって本音を言い合わない。このような傾向は自分探しには向いていない。(そうした点で海外留学は自分探しにとても効果的である。)

上記の状況によって、他者を自分が集団から外れないようにするための指標と無意識にしてしまっていることが多い。これでは自分を探すことはほぼ不可能。人間関係に悩み、他者を恐れ、自分の言いたいことが言えず、自分が何かわからないという訴えは、それはこうした他者関係に問題があると「本当の自分」が心の底からあなたに訴えかけている証拠なのだ。

また、すべては意見に過ぎないから自分は常に正しい、他者を気にしないでいい、という真実の存在を否定することで自分を正当化し言動を合理化する考え方は西洋で主流だが、こうした考え方も自分探しにならない。

悪いことばかり想像して、ストレスで怖がってばかりいることでは自分探しは進まないが、居心地がよく、自分を省みる必要のない、苦手なことを避け、問題を避け続けられる環境に身を置くことも自分の成長を妨げる。態度には一定のバランスが求められる。

科学的に自分と他者を理解してみよう。世界に存在するものはすべてエネルギーから成っている。エネルギーは形を変えることが可能だが、決して失われない。自分と他者とは同じエネルギーの元から発生してきたもので、海の一つ一つの波のようなもの。自分と他者は根本的に切っても切れない深いつながりのある関係なのだ。

何億人という存在の中で出会う人、すれ違う人。それは決して偶然ではない。偶然は存在しない。すべてには理由がある。基本的にあなたが良い存在になってゆくためのチャンスが常に与えられているのだが、それをどのように利用するかはあなた次第。そして、その膨大な数の中であなたとより深い繋がりを持っている人たちが存在し、そうした人同士は一般にソウルメイト(魂の仲間)と呼ばれ、共に成長助け合う存在なのである。あなたの意識レベルが高まるにつれてそうした人たちに出会ってゆき、素晴らしい自分探しの旅がより深まってゆく

他人とは互いに必要な学びを得てゆくための大切な存在。だから、尊敬して公平さを保つべき。残念なことに、この理論を理解する意識レベルの高い人、それを望む人はまだ少数であり、(増えてきている)利己主義の意識のレベルの低い人にとって他者とは自分の欲のために利用するものや限られてものを取り合う競争相手にすぎない。(人の意識レベルが低くあるほうが物質主義の社会には好都合だから。簡単にものが売れる!)それが環境破壊、飢餓、戦争といった社会を荒廃してきた原因。

だから、他人を尊敬すべきだが、意識レベルが低い強欲で尊敬心を知らず、あなたを傷つけようとする人に無駄に時間とエネルギーを必要以上に費やすさないようにしよう。関わり方を学び、できる限り距離を保ち関わらないようにしたほうがいい。しかし、日々の生活でそうした人等に対面せざるを得ないので、自分を守る術は必ず身につけてゆくことが必要。戦いが必要な時もあるが、最低限に止めること。(今後その方法を紹介してゆきたい。)しかし、そうした人たちとの関わりの際でも必ず何かしらの学びがあるので、嫌な思いをしたと悔しがるだけでなく、プラスにしてゆこう。自分を理解してゆくことで他者がどんどん理解できるようになってゆき、人間関係が楽になってゆく。

時間もないことから意識的に必要最低限に他者との接触を避けており、また常に悪意のある他者に引っかからないように心がけているのだが、年に最低1回はとんでもないレベルの低い人に予想外の状況で突然遭遇する。 そうしたことがあると、自分にまだまだ重要な学ぶべきことがあるというメッセージだと理解している。

まずは今まで自分と他者関係がどうだったのかを考えてみよう。
そしてそれがネガティブなものであったら、「他人とは自分探し(自分が良くなってゆくための)への重要なギフト」と、考え方をポジティブに変えてみよう。

さらに、自分の過去がもたらした現状を理解すること。そこから少しずつ自分の進むべき方向性が見えてきて一歩づつ先に進める。


(関連した今後掲載予定の記事)

他者を利用した自分探しの方法
他者との関わり方
意識レベルの低い人から身を守る方法
意識レベルを高めるには
正しいこと、真実は存在するの?
ソウルメイトと自分探し

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自分探しの旅「自分の嘘と向き合う」

2015年05月16日 19時17分34秒 | 自分探しの旅ガイド -:理論
自分探しの旅で欠かせないことは、
「できる限りうそをつかないようにする」

どうして嘘はつかないべきなのか?

社会の不公平さで人を不幸せにし、自然を破壊し続けている理由は、
個人の無責任な嘘の積み重ねの結果である。嘘は未来に歪みをもたらす
さらに自分が楽をるすためにつく嘘は自分の成長を阻み、未来を台無しにしてゆく。

最近の西洋のリサーチでは、人は日々最低4回は嘘をつき、嘘をつくことで健康に悪い影響を与えていると証明され始めている。

残念なことに今の社会では嘘をついて自分を守ることも必要とされる。
気をつけるべき点は、嘘が癖になり、自分が嘘をついていることさえもわらなくなってゆくこと。

嘘は必要最低限に抑えるべきで、嘘をつかねばならないような環境から離れてゆくようにすべき。
どうして自分が嘘をつかねばならない状況に身を置いているのかを考えてみよう。
自分がいい加減で間違いを起こしすぎる?どうしていい加減なの?バイトのボスが意地が悪い?
全てには理由がある。人間関係、自分が身を置いている環境。この話はまた別の機会にする。

また、嘘は最も優先すべき目的に沿っているべきで、
嘘に責任を持つことが嘘のもたらすダメージを最低限に留めることができる。

例えば、ビジネス相手との対談時に知っておくべき情報を知らなくて、
それが会社に損害を与えることから知っている振りをした。(嘘をついた)。
責任を持つとは、その後直ちに知らなかったことを調べてしっかりと自分の知識とする。
そうすることで今後は同じ嘘はつかなくてよくなる。

自分探しの旅では、自分の嘘を捕まえてゆくことで急速に成長することができる。
なぜなら嘘は自分を「イメージの自分」に止めておくための強力な方法だから。

自分の中には予想以上に多くのキャラクター、(感情、思考)が存在している。
自分の暮らす社会では受け入れられない思考や願望、
キャラクターで自分にさえ気がつかせないように押し殺す(存在しないと嘘をつく)ことで社会に適応してゆく。
そうした部分は「シャドウ:影」と呼ばれ、
シャドウに適切に対応しないことが様々な心理問題を引き起こすとされている。

例えば、いい人だというイメージを保つために 誰にでもニコニコしてきたが、
実は他者への怒りを無視していることで自分の健康に悪い影響を与えていたり、
お酒を飲んで無意識に陥り、押さえつけていた怒りが暴走し、
暴力的になってしまったりすることはよくある。
自分が怒りを持っていることに嘘をつかず、他人のせいにせずに自分の感情に向き合うことが必要である。
大きく揺れる感情(特に怒り)は、自分探しにとって対応するべき重要なもの。

また、嘘は自然の法則に反するため、嘘を続けていると自然からよりかけ離れてしまい、
直観力、洞察力といったセンスが身につかない。
直感力、洞察力とは、人類のよりよい発展にとっては必要不可欠なものであると共に、
個人の成長を助け、日々をより良いものにする。

また、自分の嘘を見つけて止めて行くようプラクティスをすることで、
他者の嘘がよりわかりやすくなってゆく。

どうやって自分の嘘を捕まえて止めることができるのか?
このプラクティスは難易度が高いがい自分探しではとても重要な鍵となる。

1.変わりたいという強い意思が何よりも必要。

2.嘘をつく理由を探る。

誰にとっても、自分は自分にとっての最大の嘘つきである。
どうして人は嘘をつくのか?大きな理由は、恐怖でしつけを行う社会に暮らしていること。
その恐怖を逃れるために嘘をつく技を幼い頃から身につけることになる。

また、誰も悪いことはしたくない。だから、自分を正当化する(嘘をつく)ことで
悪いことをしているという痛みを逃れるという技を磨いてゆく。
嘘をつき続けることで、自分が嘘を付いていることさえも分からないほど自分に
嘘をつくことが巧みになってしまう。さらに自分を見失ってゆく。

3.「自分は良く生きているのか?」 を突き詰めてみる。
すべての人は「良く生きたい」という目的にあるが、「良い」をどのように判断しているのかに違いがあり、
自分が何を「良い」とするのかを探る必要がある。
その判断は社会の影響が大きいが、更に個人のエゴ、欲望から様々な嘘で固められていることが多い。

更に、自分に良いことが他人に良いとは限らない。だから戦争となる。
そうした点で公平さを意識することがとても重要であると理解できるだろう。

良いとは「美しいものをつなぎ止める」というイメージを持つといいだろう。
では「美しい」とは何だろう?その答えはとても難しいが、自然の持ち合わせる法則と公平さを究極まで追求することが鍵となる。

自分や自分の家族だけが幸せであることを願うことから更に、近所、社会全体、国、世界の幸せを追求する。
他者の幸せを願うということはなかなか出来るものではないが、そうした愛情を学んでゆくことこそが
人生で最も重要な課題である。

4.自分の言動の意図を意識化する。
無意識に自分の言動の大半は自分のエゴを守ることが目的となっている。
エゴを守るとは、間違いたくない、馬鹿にされたくない、認められたい、得をしたいという自己中心なもの。
まずはそれを理解すること。エゴを理解することで、エゴの暴走を止めることができ、嘘が必要ではなくなる。
さらに、他者との公平さを意識することが将来可能となる。

5.公平さを意識する
バランスを保つことが世の美しさを保つために必要。自分が良く幸せに生きるにはもちろんそれが欠かせない。
だから、公平を常に意識しよう。
残念ながら、今の社会はとても不公平で汚さが蔓延している。それを変えて行くには個人が変わることが必要だ。今、自分が恵まれた環境にあるとしても社会のバランスの悪さからいつ自分が不公平な立場に置かれてもおかしくないことを覚えておこう。

公平さを追求するには、必要以上を望まないことがコツだ。つまり、自分が何を必要としているのかを知る。前回は自分の番だったら、今回は他の人に譲る。限られた数のものを他者とシェアする場合、それを最も必要としている人、あるいは有効に利用することができる人がそれを得るべき。

社会がより公平になれば、嘘をつく必要も減ってゆく。
まずは、自分が嘘をついていることを捕まえよう。