県内にある私立の高等学校の話。
仮にA高校としましょう。
私立高校としての経営の関係で、野球部が今年度で廃部となってしまう予定です。そのため、今まで練習していたグランドは、取り上げられてしまいました。
それでも部員も監督もあきらめることなく、体を鍛え、ちょっと離れたグランドを借りて守備を練習し、バッティングセンターで打撃の練習をし、努力を続けました。
部員は17名。全員3年生。
こうした状況は、じわじわと周辺に伝わり、
春の大会に出場したら、直接関わっていない人までやってきて、たくさんの応援をしてくれました。
選手のほとんどがベンチに入ってしまうので、応援する野球部員はわずか。
それを察したOBもわざわざユニフォームを着て応援に駆けつけました。
部員が少ないのでレギュラー選手でもグランド整備をしなければなりません。
その姿を見た相手チームの監督が、
おまえらが行って、やってこい!!」と多数の部員を出してくれました。
恵まれない環境の中で野球への情熱をなくすことなくひたむきに野球と向き合い・・・
その姿が様々な人たちの感動を呼び、様々な支援となり、
A高校は県大会ベスト4まで勝ち上がりました。
地元新聞では「THE・高校野球」と称えられました。
保護者は
「礼儀は、(うちの野球部員が)一番よ。
(野球の)監督が厳しいもの。あの子たちは、どこに行っても生きていける。」
うれしそうにうれしそうに話してくれました。