弟一家は方言を話さない ほぼ標準語が行きかう
父は生粋の南部弁
さてその実家へ帰った時のこと
インスタントスープを入れてもらう時
むーくんは妹に
いつものように 頼んだ
妹は ちょっと怪訝な顔をしたが スープを作った
たびたび むーくんが口にする「こめにする」という言葉の意味が
妹は 理解できなかったらしい
妹に尋ねられて むーくんは普段何の疑問も持たずに使っていた「濃いめ」を表す「こめ」が
方言であると むーくんは気が付いた
濃いめを 略していっているだけだと
意味を説明したら 納得してもらった
と 妹がちょっといたずらっぽい顔をして
いやいや
薄めは 略さないから