政治、日常なんでもチャンプルー

「ツイッター」を「ツィッター」って書くのって

「ツイッター(Twitter)」の「イ」を小さくして「ツィッター」と書かれているのを時々見かける。

これは「t」と「i」の間に半母音の「w」があることから、拗音(合拗音)という発想でそう表記したと思われる。
しかし、「ツィ」は「外来語の表記」の「第2表」に掲載されていて(体系からどう発音するか定められたものだと解釈できる)、「エリツィン大統領」、「ヴェネツィア」などに見られるように[tsi]という発音を想定したものであって[twi]という発音を想定したものではない。なので、「ツイッター」を「ツィッター」と表記するのは適切ではない。

英語の[twi]という音を含む語が日本語に取り入れられた場合、「ツイ」と表記されることが多い。
例:twin→ツイン、twist→ツイスト
その他、「トイ」、「トゥイ」、「トウィ」と表記する例もある。「Between」は「ビ(ッ)トイーン」と書かれることが多い。
原音に忠実に[twi]と読ませるために、まれに「トィ」という表記が用いられることもある。「Twitter」を原音に最も忠実にカタカナ表記すれば「トィター」になるだろう。「トィラー」のように発音する人もいる。

「スィ」も[si]という音を表す場合(例:season→スィーズン、一般的には「シ」と表記)もあれば、[swi]という音を表す場合(例:sweet→スィート、一般的には「スイ」と表記)もある。「スィ」は「外来語の表記」の「第1表」にも「第2表」にもない。「外来語の表記」の表にない特殊音については取り決めを行わず自由とされているので、「スィ」が[si]音を表しても[swi]音を表しても間違いではない。
私の感覚では「スィ」は[si]という音を表し、[swi]と読ませるためには「ス」と「ィ」の間に小さい「ゥ」が欲しい。実際に「スゥィート」と書かれていたのも見たことがある。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「言語・語学」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事