先週の「情報ネットワーク・セキュリティ講座」で習ったんだけど、世界中のIPアドレスのパターンは現在のV4では40億、でもこれでは世界の人口60億人に足りないので、新しいV6だと340
万、億、兆、京、垓・・・ずっと先へ行くと「澗」という単位がある。1澗は10の36乗。
英語の場合、thousand, million, billion・・・と位を3けたずつ区切り、billion以上はラテン語の1,2,3,4に接尾辞の-illionをつけてあらわす。「澗」は日本語と英語がちょうど一致し、
1澗=1 undecillion
340澗=340 undecillion
となる。Undecillionはラテン語の11に由来。
他の欧米諸国でも英語と語源は同じだ。しかーし、欧米の命数法には「ショートスケール」と「ロングスケール」というのがあって、今の英語はショートスケールだ。一方、昔のイギリス英語では、
10億=milliard(ショートスケール:billion)
1兆=billion(SS:trillion)
1000兆=billiard(SS:quadrillion)
100京=trillion(SS:quintillion)
ロングスケールは、-illionのつく単位と -illiardのつく単位を交互に割り当てる方式で、言葉での上がり具合が長いからロングスケール。それに対し、-illionのつく単位だけを使用する方式は、早く上の単位に行く(ショートカットされている)からショートスケールね。
ヨーロッパ大陸では東欧ではショートスケールを使う国が多いけど、西ヨーロッパではほとんどの国で今でもロングスケールを使われている。たとえばスペイン語の場合、以下のようになる。
100万=un millon
10億=mil millones(mil=1000)
ちなみに日本語(漢字圏)における最大の数の単位は「無量大数」(10の68乗)だ。英語ではそれ以上「もいける。
例:centillion=10の303乗
「ラテン語の1,2,3,4...に接尾辞の-illionをつけてあらわす」という法則に基づけば、1000の1000乗まで言い表せるという計算になる。ロングスケールだとさらに倍でしょう。
ちょっとした知識自慢でした(笑)ではでは
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