20歳年上の友達が遊びにきてくれた。
前に住んでいた家のお隣さん。
引っ越した後も、LINEで連絡をくださり、
時々、こうしてお茶をしにきてくれる。
うれしい。
歳は離れていても
おしゃべりすることは盛りだくさんで
しゃべって笑って
食べて飲んで
そうこうしているうちに5時間も経っていた。
前の家では、
庭先やベランダで顔を合わせると
日向ぼっこや夕涼みをしつつ
長話をしていたっけ。
でもお互いのお家にお邪魔することはなかった。
こうして家に招いておしゃべりするようになったのは、
全部、年上の友達のおかげ。
私が引っ越してからも、ちょくちょく連絡をくれて、
予定を立てては、訪ねてきてくれる。
その積極性に支えられて、はぐくまれた友情だ。
友達が作ってくれた二人だけのLINEグループが
なんだかとてもありがたい。
近況報告や旦那さんの面白話も好きだけれど、
私が好きなのは、
友達の思い出話。
四国の山のふもとに住んでいた友達の
幼いころの話。
庭先でホタルを捕まえてきて、
蚊帳の中に放したのだそう。
蚊帳の中をチラチラと飛び回る小さな光たち。
何か幻想的だ。
犬の散歩をしに、山の中腹まで行った時
出会ったシカの話。
あまりに大きく見えて、犬の綱を離してしまったらしい。
犬はシカを追いかけて行ってしまった。
二日後、犬は無事に帰ってきたそうだ。
夏になるとスイカやきゅうりやトマトを袋にいれて、
重しになる石も袋に入れて、
水路に袋を沈めたそう。
水は夏でもひんやりひんやりしていたそうな。
コールタールの匂いが漂う
汽車の車内。
バスで海辺まで出かけて行った
海水浴の授業。
友達の話を聞いていると
見たことなかった景色が
心に浮かんでくる。
これから20年先の未来の私は
どんなだろう。
今よりもっと
友情を積極的に大事にできる人になっているといいな。
せっかくの出会いを未来につなげられる
積極性と優しさをもっていられるといいな。
友達のように。
8月18日 おかん
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