時々、善の芸術が爆発する。
ふとした瞬間に物づくりの魂が呼び起され、
集中力がマックスとなり、
あっという間に作品を仕上げる。
今回は、2種類の青い針金と、ペンチを持ち出した。
善がペンチを操り、くねくねと針金を捻っていく。
みるみる何かが出来上がっていく。
いったい何が出来るのだろう。
作品づくりに熱中する善の後ろ姿を眺める。
広すぎる肩、丸めた背中。
こんなにごつい体つきではなかったものの、
小さい頃も、同じように背中を丸めて、
急に何かを作り始めることがあったっけ。
善の芸術は急に爆発するのだ。
今回出来上がった作品は、
頭の小さな人間が、両手で、強大なチューリップを掲げているオブジェ。
脚を踏ん張り立っている。
私の誕生日のプレゼントだそうだ。
ありがとう。
家には今まで善が作った数々の作品たちが飾られている。
小学生の夏休みに作った大王グソクムシは、古株だ。
浪人生となって、勉強勉強の日々の善。
時には芸術を爆発させて、ストレス解消してもいいのかな。
そう思って、善が作品を作るに任せていた。
全然点数が取れなかった善だけれど、
この間の予備校の数学テストでは100点中94点も取れたそうな。
嬉しかったようで、家族lineにテストの写真を送ってきた。
成功の体験は、これからのモチベーションにもなる。
よくがんばったね、善。
おとんとおかんは、うれしくて、ほっほっほと笑っていたよ。
昨日は、高校時代の友達の家に泊まりにいった善。
高校時代の友達が大学生になった今も善を誘ってくれるなんて、
嬉しい。
なんだか息抜きが多すぎるとも思いつつも
おとんとおかんは、ほっほっほと笑ってしまった。
今日も明日も勉強勉強の善。
この体験はきっと何かを君に残してくれるね。
応援しているよ。
チューリップマンの作品、
ありがとう。
6月18日 おかん
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