深夜のこと。
善の部屋からガツン!という大きな音がした。
深く眠っていたので、とっさに動けなかったのだけど、
一応
「大丈夫か??」
と大声で布団の上から声をかけてみた。
「うん」
みたいな返事があったので、ごにょごにょ他のことも言ってたけど、
ふたたび眠りに吸い込まれた。
小学生のときのように、ベッドから落ちたかな。
深夜の物音のことなどすっかり忘れて、いつもの朝。
今朝も早くから朝食づくり。
お昼のおにぎりも作る。
夏休みに入って連日、部活部活の日々。
善が起きてきた。
いつも通りのパンツ一丁姿。手足顔だけ真っ黒。
顔を洗いに洗面所に行き、
「朝から気分が萎えた~!唇腫れとる!」
たしかに!
なんとなく腫れている。
石原さとみのような、ふっくら唇になっている。
「どうした?」
と聞くと、面白い話が返ってきた。
夜中に寝ぼけて、ベッドの上に立ち上がったらしい。
ベッドの上を床だと思ったのか、そのまま歩いて進んだ。
進む方向を間違えて、壁に激突した、とのこと。
そんなことある?
結構な音だったから、
自信満々で壁方向に進んだのでしょう。
鼻と唇をぶつけたから、両方痛いらしい。
あらら。
鼻と唇の痛みも心配ですが、
君のことがもっと心配だ。
そんな寝ぼけ方ありなの?
おかん
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