創造雑感

創造雑感ノート

金色の桜花舞ふ道にて

2008-04-05 15:37:06 | イヴェント・告知
告別式終了後、嘆き悼む多くの弔問者を背後に直次郎を乗せた
霊柩車に先導され焼場に向かう。

道半ばにて桜並木通過。

花びらの絨毯が地上から舞い上がる。
桜花が風に散る。


  陽光を浴び舞ふ金色の桜花ひとひらひとひら
  その光景や浄土空間より降りそそぐが如し


さて焼かれたる真白き骨骨等。
その中に見事なる座禅する姿形の喉仏。

骨在りし者吐き出したる最後の言葉

  俺にはやる事が山ほどある、残っている。今死ぬわけにはいかぬ。


彼の声が空間に染み入り響く。


寺に帰宅途中の桜並木様相異変せる。


  緋色に舞ふ桜花ありぬ 
  ほのくらきよよにちりまひただよひもゆるよとあによよに




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