ゆらゆらとした 日常に

宮城県は県北から、なんでもない日々を
ゆらゆらと 綴ってまいります。
時々 毒もまきます。

図南の翼  小野不由美著

2009年04月13日 | 読書の記録2009

十二国記シリーズ 『図南の翼』コレは なかなか面白かった

ストーリー的には 難しい事が全くないのです。

カンタンに言ってしまえば
表紙絵の主人公“株昌”(しゅしょう)が 『恭国』の王になるまでの
サバイバル冒険物語。

…なのですが…
この“株昌”・・・12歳の少女なのです…
常識的に 12歳で“王”って どーよ・・・ てな感じなのですが
 この株昌の ものの考えから、行動 そして自分が世間様からどう見られているのか知り尽くしているところがスゴイ。

この株昌 『恭国』の豪商の家に生まれ お嬢様として育っているんですが…
同じ年頃の娘が自由もなく 粗末な福で働いて… 自分が絹の着物を着ていられるのは何故なのか…考えて そして世間のしくみまで わかってる。

王のいないこの国の荒れた姿を憂い 王になろうと決心して旅にでる。
 その旅とは 人の世界ではない所…。
妖魔が俳諧し、人を食い、もてあそぶ…
そんな世界を 株昌は持ち前の智恵と機転を生かし、驚異的な学習能力をもって
乗り越えてゆく…ファンタジーの物語ながら、『サバイバル実録』でも読んでるような気分…

そんな株昌でも 12歳の少女らしい純粋な心から 妖魔から人をたすけて“あげない” 自分の護衛に腹を立てて別行動をとったりする・・・。
もちろんその行動は、大失敗 しかし『私 バカだったわ』と 自分の過ちを素直に認め 王座に着くために犠牲の皆無なんてことは ありえないと悟る。

なかなか 賢くも 流れを受け入れる事 に長けた少女なのです。

“こしゃまくれた餓鬼”とか呼ばれるんだけれど、それは12歳の少女だから…
コレが20の女性だったら“賢い”って言われるんだろうな~

なんかのアニメじゃないけれど カラダは子供でもモノの見方は大人なんだろうなぁ・・・
この少女王 “株昌”すでに 他の物語で登場しているのだけれど、筋の通った矜持をしっかり持った王な様子。
ただし株昌いわく『私は王には成ったけれど、聖人君主になったつもりはないわ』と、自国を守るために ケッコウ小ズルイこともしたりする…(笑)

あ、この物語には尚隆と 並ぶ大事な“キーマン”が もう一人
“利広”という青年が・・・
この青年なかなか酔狂な青年で 謎の人物。
他の物語にも チョコっと登場してたりして…。 ふふふ

これから先の物語が楽しみです。

にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 宮城情報へにほんブログ村
にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へにほんブログ村

ぽちっと お願い♪
一つお手間を取らせて すみませんが、よろしくお願いします。励みになります。






 


夕映え 木蓮 

2009年04月13日 | 写真とか歌とか きまぐれに


  たおやかに
  天をあおいで
   立ち咲きて
    下見ず果てる
     凛とした君


木蓮は けして下を向かない…
 天を仰いで凛と立って たおやかに咲き

   いつしか はらりと 落ちて 朽ちてゆくまで・・・
  

にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 宮城情報へにほんブログ村
にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へにほんブログ村

ぽちっと お願い♪
一つお手間を取らせて すみませんが、よろしくお願いします。励みになります。






桜 * 中新田城跡 

2009年04月13日 | 日々のあれこれ 
毎度 桜で スミマセン…



夕方…お日様が傾いて…
 鳥居に落とす その影は…さくら。


まだまだ つぼみも た~くさん
 “花ぼんぼり”まで あと少し


斬場公も 少し華やいで見えます



にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 宮城情報へにほんブログ村
にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へにほんブログ村

ぽちっと お願い♪
一つお手間を取らせて すみませんが、よろしくお願いします。励みになります。