カブトムシ

先週、今人気の塾を運営してる先生を取りあげている番組をちょこっと見ました。
夜９時からだったので、30分ちょっとしか見てないんだけど、
その先生曰く、夫を犬、息子をカブトムシと思えと。

子育て世代の男性はまだまだ仕事優先で、家庭ではちっちゃな存在。
過程より結果を求めるので、妻の話をじっくり聞くことはできないし、理解もそうできないそうな。
そして、男の子という生き物は女性には不可解なもの。
というのも、彼らの行動には目的も意味もないらしく、ただそうしたいからするだけ、だそうな。
自分が楽になれるように、距離を取ってカブトムシを眺めるように、
「石投げてるねぇ～」「椅子坐ったり、降りたりしてるねぇ～」と思えばいいんだと話してました。

そうか、なるほど…
と思って、次の日の朝いつまで経っても朝食を食べ終えない息子を見ては、
こいつはカブトムシ、歌を歌っていようが、私の書類に落書きしてようが、
「遊んでるんだね～」と思うようにしようと思いましたが、
30分で「いいかげんにしなさいよ！！」と大きな声が出ておりました。

最近更年期に入っているのか、ちょっとした息子の行動にいらつくことが多くなって、
カブトムシ作戦で乗り切れるかと期待したけど、ダメみたい。
仕事でいやっちゅうほど声出してるから、家に帰ってまで大きな声を出したくないし、何より息子に優しい態度で接したいと思うのに。
いっそのことピアノも通信教育もやめれば、いらつく機会は減るかなぁ、
婦人科行ってみるかなぁとも考えてます。

そしたら今朝通勤中に聞いていたラジオで、
相手は変わらないから自分を変えろ、相手の存在をそのまま受け入れろと。
それに子どもは親の言う通りにはしないけど、親のする通りにすると。

頭の中では分かってるつもりだけど、それがなかなかできないもんで、
それに相手が息子だから、自分の感情をそのままぶつけてしまいます。
薬を飲んでイライラしなくなるなら、ほんと、飲みたいよ。