うそみたいだろ

ここ一年ほどは隔週で実家に帰るようにしていて、

クリスマス前の週末も姉と2人で帰省しました。

父の酸素発生器が一回り大きくなって、2階にも届くようチューブも長くなり、

転倒してしまうので、どうにかしないといかんねぇと話してたんです。

2日後母から父が入院したとの電話があり、その翌日には危ないかも…との知らせも来て、

風邪気味だったので病室には入れないけど、近くにいる方がいいだろうと帰りました。

次の日テレビ電話で少し話したけど、もう家に帰ることはできなさそうとのことでした。

その次の日も病院からすぐ来てとの連絡があり、その時には面会時間の制限もなく、姉と息子氏はずっと病室に。

夕方には私も病室に入っていいと言われて入ると、生きてはいるけど、ほぼ意識はない状態でした。

聞こえてはいるので声をかけてあげて、と言われたけど、最後の時間を取ってくれたようです。

なんだか最後の最後まで親不孝みたいで、ほんとに申し訳なかったな。

亡くなってからお葬式までの4日間、きれいにしてもらったのもあって、寝ているみたいでした。

父の顔を見るたびに、『タッチ』の「うそみたいだろ、死んでるんだぜ」のセリフが出てきて、

ほんとにうそみたいで、あっけなくて、驚いて、でも淡々と時間は過ぎて…

スマホには明けましておめでとうのメッセージが行き交ったり、テレビでも「おめでとうございます」を連発してるのが、

今までとは違って感じられて、自分も気をつけないとなぁと思ったりもしました。

意外だったのが、姉は気丈にも母が生活しやすいようにと、父の銀行口座やカードを確認したり、

その他の手続きもテキパキとしてくれたこと。

これからも頼りになりそうです。

今月いっぱいは毎週末実家に帰る予定。

なので山もしばらくお預けです。