俺は丁度山手線大崎駅のロイネットホテルを出て要らない荷物を大崎駅のロッカーに入れ
会議に必要な物だけをバックに入れ東京駅をめがけていた
10時から始まる会議に出席するために
昨晩は満月でどういう訳か頭が興奮して寝付けずに眠剤を半錠足して眠りについた
寝る前の目薬は3種類一つに付き5分目を閉じる
セッカチナ俺は普段んでさえカップ麺の3分でも待ちきれない
枕元の時計のカッチカッチと秒数を数え60になると指を一つ折りたたむ
眠い時は数えながら寝てしまうのだ
カッチコッチと刻む音はその瞬間に過去になるどんどん過去に追いやられる
今迄生きて来て過去をかなりひきづって来たのだ
俺には重すぎる・・・
でもその記憶を消すことは出来ない
あの3・11東日本大震災は東京での会議終了まじかに起きた
震源地は東京と思い込んだが
仙台に電話をした
パニクッていて要領はつかめないが何しろとてつもない事が起きているのは感じる
5日後に仙台に戻れたが悔やんだ
なぜその時俺は現地にいなかったのか
人の話に涙の連続だった
夜に駅前に到着した俺は家までどう帰れば良いのか悩んだ
灯りの無い我が家までとぼとぼ何も考えずに歩いた
その様子は皆さまご存じの未曽有の大災害だった
思い出してばかりはいられない
過去にしがみついては生きていけない
もうすぐ2年になる次男の死も引きずっては生きていけない
過去を背負うものが大きすぎる
一秒毎に遠い過去になる
一秒先は見知らぬ将来になる
時刻を刻む音は過去を引きずる音と未来に一歩進んだ音なのだ
見知らぬ未来に毎日毎時一秒毎に足を踏み入れる
全ての亡き人々に哀悼の意を捧げる
不安定な一秒先にむかって生きていく
会議に必要な物だけをバックに入れ東京駅をめがけていた
10時から始まる会議に出席するために
昨晩は満月でどういう訳か頭が興奮して寝付けずに眠剤を半錠足して眠りについた
寝る前の目薬は3種類一つに付き5分目を閉じる
セッカチナ俺は普段んでさえカップ麺の3分でも待ちきれない
枕元の時計のカッチカッチと秒数を数え60になると指を一つ折りたたむ
眠い時は数えながら寝てしまうのだ
カッチコッチと刻む音はその瞬間に過去になるどんどん過去に追いやられる
今迄生きて来て過去をかなりひきづって来たのだ
俺には重すぎる・・・
でもその記憶を消すことは出来ない
あの3・11東日本大震災は東京での会議終了まじかに起きた
震源地は東京と思い込んだが
仙台に電話をした
パニクッていて要領はつかめないが何しろとてつもない事が起きているのは感じる
5日後に仙台に戻れたが悔やんだ
なぜその時俺は現地にいなかったのか
人の話に涙の連続だった
夜に駅前に到着した俺は家までどう帰れば良いのか悩んだ
灯りの無い我が家までとぼとぼ何も考えずに歩いた
その様子は皆さまご存じの未曽有の大災害だった
思い出してばかりはいられない
過去にしがみついては生きていけない
もうすぐ2年になる次男の死も引きずっては生きていけない
過去を背負うものが大きすぎる
一秒毎に遠い過去になる
一秒先は見知らぬ将来になる
時刻を刻む音は過去を引きずる音と未来に一歩進んだ音なのだ
見知らぬ未来に毎日毎時一秒毎に足を踏み入れる
全ての亡き人々に哀悼の意を捧げる
不安定な一秒先にむかって生きていく